S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって下落。トランプ大統領がカナダ、メキシコからの輸入品に25%、中華人民共和国からの輸入品に10%の関税を2月1日から課すと発表(REU)。
- ドル・円は154円50銭まで弱含んだのち155円22銭まで上昇し引けた。米12月コアPCE価格指数は予想通りでサプライズなかったが米1月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を下回ったほか、一部メディアで、トランプ政権がカナダ、メキシコへの関税実施を3月まで見送ると報じられ、長期金利の低下でドル売りが優勢となった。その後、ホワイトハウスが報道を否定し、カナダ、メキシコ、中華人民共和国への関税2月1日から開始すると明らかにしたため、長期金利が上昇に転じドル買いに転じた。月末での実需もドル買いを支援したと見られる。
セクター別騰落率
経済指標発表 結果
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- トランプ大統領、土曜日に関税を課し、今後数ヶ月でさらに追加関税を課すと宣言。石油、ガス、半導体、金属、医薬品への関税を警告。トランプ大統領は、EUを標的とした「相当な」関税が進行中と発言(BLO)。
- トランプ大統領、BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中華人民共和国、南アフリカ)に対する100%の関税脅威を再び主張。「彼らは別のバカな国を探せばいい」(FOX)。
- トランプ大統領はFRB以外のすべての国から要求した低金利を実現している。世界中で金利が下がるという望みを叶えつつある。だが、国内では好調な経済と大統領自身の政策をめぐる不透明感から、連邦準備制度理事会(FRB)が他の中央銀行と異なる政策を採る環境が整っており、望みはかなっていない(REU)。
- コスト削減の約束にもかかわらず、トランプ関税は米国の食品インフレを刺激する(REU)。
- ウォール街の危険な週が「分散投資かそれ以外か」の賭けを刺激。新たに立ち上げられたETFの平均ハイテク比率は2017年以来最低(BLO)。
- 貿易業者は関税に賭けて米国行きの飛行機に金と銀を積む。NY-ロンドン間のスプレッドにより、銀の航空輸送が利益を生むようになった。プレミアム獲得のため米国に流入する金、銀、銅(BLO)。
- 関税が迫る中、自動車、半導体メーカー、中華人民共和国株が衝撃に備える(BLO)。
- カナダ産原油に対するトランプ大統領の関税脅迫は米国の3地域(中西部、ロッキー山脈、五大湖地域)に影響を及ぼす可能性がある(FOX)。
- OpenAI、DeepSeekに続きより安価なモデルo3-Miniをリリース(BLO)。
- バークシャー・ハサウェイは4,000人以上の人員削減を実施(REU)。
- ボーイング、問題を抱えるスターライナー計画のリーダーが引退へ(BLO)。
- 中華人民共和国最大の電力会社、2024年に過去最高の石炭生産量を記録(BLO)。
地政学的リスク
- 米国、ディープシークがシンガポールの企業からNVIDIAのチップを入手したか調査(BLO)。
- ハマス、人質解放をイスラエルにとって屈辱的な見せ物に変える。ますます劇的で驚異的な出来事がイスラエルを怒らせ、停戦協議を危険にさらしている(WSJ)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は上昇して終値は73.08ドル
- 10年債利回りは上昇して4.569%(+0.057%)
- VIX(恐怖)指数は14-17ポイントで推移
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落。
- ビットコインは下落して、10.2万ドル付近で取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.25%
今週の動き
今週は、マグニフィセント7の明暗が分かれています。メタ、アップル、グーグル、アマゾンが上昇、テスラが横這い、エヌビディアとマイクロソフトは下げました。セクター別の明暗が分かれた1週間でした。
今月の動き(年初来)
年初来でも、マグニフィセント7の明暗が分かれています。メタ、グーグル、アマゾンが上昇、テスラが横這い、エヌビディア、アップル、マイクロソフトは下げました。セクター別では、先端技術(Technology)を除くセクターがすべて上昇しています。通信サービス(Communication Services)が最も上昇し、金融(Financial)とヘルスケア(Healthcare)が続いています。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
おわりに
2025年1月の市場が終わりました。昨年の1月はマグニフィセント7が一斉に連日のように上昇しましたが、今年は毎日騰落まちまちの市場が続いています。S&P500の上昇は昨年よりも低くなっていますが、年初来では2%ほど上昇という結果となっています。昨年の好調さがむしろ異常だったので、好調な滑り出しであったと言えるでしょう。
来週は雇用統計が迫る中、ハイテク株の売りが投資家を揺さぶるという予想(REU)がされていますが、どうなりますでしょうか。
2月2日は節分、3日は立春で、旧暦の年末年始です。長期投資をされている方も、投資と現金の比率を見て、リバランスしておくと良いかとおもいます。ボラティリティが高い相場が予想されますので、現金は当面の間の生活費だけでなく、下落時のスポット買いに備えておくのも一考かと思います。それではみなさま、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
私事ですが、週明けに家内と温泉療養に出かけます。4日(火)と5日(水)のブログ更新はお休みさせていただきます。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ