米国の求人数は8月に10%減少、一時解雇はわずかに増加という雇用市場が弱体化しそうな兆候を受けてFRBの政策金利の利上げ減速が期待され、2日連続して3指数とも大きく上昇しました。オーストラリアの金利上昇も予想よりも低かったこと、TSLAのイーロンマスク氏が&54.02/株という当初売り出し価格でTWTR(Twitter)を購入することが決まり、同社株価が急上昇したのも上昇要因の一つでしょう。ハイテク株比率が高いNasdaqは△3.34%と大きく反発、S&P500も△3.06%となりました。中小企業で構成されるRussell2000は△3.91%と暴騰レベルで上昇しました。しかしながら、ウォール街の大手銀行の一部は、この株式市場の上昇を受け入れていないようです。彼らはS&P 500 指数が底値に達したことに懐疑的なスタンスで、米国の株価は収益と評価に対する金利上昇のリスクをまだ十分に反映していないと警告しています。HSBC(ロンドンに本社をおくメガバンク) によると、連邦準備制度理事会が過去 40 年間で最も暑い米国のインフレに対抗しようとして積極的な引き締めを行うと、企業の収益がさらに悪化し、ひいては株価にさらに損害を与える可能性があるとしています。HSBCはゴールドマン・サックス・グループやバンク・オブ・アメリカを含む他の米国市場の上昇への懐疑論者に加わり、S&P 500 の年末目標を 2022 年の 4,450 から 3,500 に修正しました。50日平均や200日平均では下落基調が変わらないですし、2日連続はダマシ上げの可能性もあるので、素人はぬか喜びしない方が良いかもしれません。
原油先物は$86.09(△2.94%)と上昇、10年債利回りは3.617%(▼0.93%)と下がりました。金△1.92%、銀△2.55%でした。ドル円は144円台で推移です。
自分のポートフォリオは△2.82%でした。ボラティリティが高い下げ相場が続いているので、2日連続して買いは無しです。というか、下がったところに指値を入れているので、上がったら刺さるはずありません。ICLN(クリーンエネルギーETF)の200日移動平均が唯一プラ転しました。今後のさらなる伸びに期待したいです。
今夜も9月の指数が出てきます。FRBの金利引締め政策がどこまで影響しているかが、株価に効いてきそうです。
今日から気温が大きく下がると予想されています。体調を崩すことなく、明るく元気に過ごしましょう。