S&P500 ヒートマップ(高解像度)
- AMD(+5.69%)
AI向けGPUとデータセンター需要の思惑が継続。半導体セクター全体の底堅さも追い風となり、買い戻しが優勢に。短期のモメンタム資金も流入し大幅高。 - DELL(+4.52%)
サーバー・ストレージ需要観測とAI関連の期待が株価を押し上げ。PC市場の回復思惑も重なり、機関投資家の買いが入り続伸。評価見直しの動き。 - UBER(+3.87%)
配車・デリバリー事業の収益性改善期待が継続。移動需要の底堅さに加え、株主還元や指数需給の思惑が支えとなり、しっかりとした上昇。 - AAPL(+3.24%)
サービス収益の伸長とAI機能搭載端末への期待で資金流入。時価総額上位の主導で指数寄与も大きく、押し目買いが入り続伸。 - BLK(-3.26%)
運用報酬の逆風観測や市況変動による収益鈍化懸念が意識。金融全体の弱さも重なり、利益確定売りが優勢となって軟調。 - CRM(-3.33%)
企業IT投資の選別や評価負担が重石。生成AI関連投資の費用先行観測もあり、高バリュエーション調整が進み下落。 - NOW(-4.19%)
成長鈍化懸念と高い評価の修正が同時進行。金利動向に敏感な長期成長株が売られやすく、関連ソフト群にも波及し下落幅拡大。 - LLY(-14.14%)
肥満・糖尿病薬を巡る期待の織り込み過多が意識され、材料出尽くしの利益確定売りが加速。需給悪化も重なり大幅安。

主要3指数とドル円の動き
- S&P500(-0.08%)
終値6,340.00と小幅続落。景気減速懸念から序盤は売りが先行したが、半導体や一部大型テックが支えとなり下げ幅縮小。エネルギーや金融は軟調で、セクター間で明暗が分かれた。米金利上昇の影響もあり、積極的な買いは限定的。 - Dow30(-0.51%)
終値43,968.64と4日ぶり反落。建機や資本財、金融株が売られ指数を押し下げた。景気敏感株に利益確定売りが広がり、米長期金利の上昇が重しとなった。一方で防衛関連や公益事業株は下支えとなったが、上昇は限定的。 - NASDAQ(+0.35%)
終値21,242.70と反発。半導体やAppleの上昇が寄与し、指数全体を押し上げた。AI関連やハイテク株への買い戻しが入り、特にAMDやDellが大幅高。金利上昇にもかかわらず、成長期待が勝った形となった。 - ドル円
終値147.09円と反落。米新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、労働市場の減速懸念からドル売りが先行。その後、NY連銀調査でインフレ期待上昇や30年債入札低調を受け金利が反発し、買い戻しも入ったが戻りは限定的。

セクター別騰落率
今回のセクター別騰落率では、1%を超える変動は見られませんでした。そのため、全体傾向としての簡単な解説を記します。
- Basic Materials(素材)とUtilities(公益事業)がともに+0.92%と上昇率トップ。資源価格の安定や公共料金関連のディフェンシブ需要が支えとなった。
- Consumer Defensive(生活必需品)は+0.65%。飲料や食品メーカーが堅調で、景気後退懸念下でも買われやすい銘柄が優位に。
- Technology(先端技術)は+0.54%。半導体や大型テック株の上昇が寄与し、指数全体の下支えとなった。
- Financial(金融)が-0.68%で下落率トップ。長期金利の変動や景気減速懸念が銀行株の重しとなった。

主なETFの動き
主要ETFは小動きで、S&P500連動型(SPY, IVV, VOO)はそろって0.1%未満の下落。QQQは+0.34%上昇し、ハイテク株の底堅さを反映。海外株ETFではVEAが+0.72%、IEFAが+0.88%と堅調でした。

経済指標発表 結果
- 失業保険新規申請件数(結果:22.6万件|予想:22.1万件)
新規申請件数は予想を上回り、前週から増加。労働市場の減速懸念を強め、序盤のドル売り・米株売りにつながった。特に景気敏感株や金融株には重しとなり、米金利低下圧力を一時的に強める要因となった。 - 非農業部門労働生産性(前期比、結果:+2.4%|予想:+1.9%)
労働生産性は予想を大幅に上回り、企業の効率改善が鮮明に。賃金インフレ圧力を和らげる可能性があり、FRBの利下げ判断にプラス要因となるとの見方が広がった。ただし市場の反応は限定的。 - 消費者インフレ期待(7月、結果:3.1%|前回:3.0%)
NY連銀の調査で1年先のインフレ期待が小幅上昇。長期的なインフレ観測の強まりから米長期金利は反発し、ドル買い戻しが入るきっかけとなった。株式市場では金利敏感株に一時的な売り圧力がかかった。 - 消費者信用残高(6月、結果:+737億ドル|予想:+740億ドル)
消費者信用残高は前月から大幅増加。特にリボ払いなどの回転信用が伸びており、消費活動の底堅さを示唆。ただし過剰債務懸念もあり、長期的には消費減速リスクとして意識される可能性がある。

主な決算発表結果
- イーライリリー(LLY|時価総額575.56B)
1株利益は6.31ドルと予想5.59ドルを大幅上回り、売上も156億ドルで予想を超過。糖尿病・肥満治療薬の需要増が業績を牽引。ただし株価は決算織り込み済みとの見方から利益確定売りが優勢となり下落。 - ギリアド・サイエンシズ(GILD|時価総額136.86B)
1株利益は2.01ドルで予想1.96ドルを上回り、売上も予想超え。HIV治療薬や新規抗ウイルス薬の販売が堅調。パイプラインの進展も好感材料だが、全体相場の地合いに押され株価上昇は限定的。 - コノコフィリップス(COP|時価総額117.06B)
1株利益は1.42ドルで予想1.36ドルを上回り、売上も150億ドルと市場予想を超えた。原油・ガス価格の回復と生産増加が寄与。エネルギー価格動向次第では今後の変動幅が大きくなる可能性あり。 - Constellation Energy(CEG|時価総額106.08B)
1株利益は1.91ドルで予想1.86ドルを上回り、売上も68億ドルで市場予想を超過。電力需要の増加と再生可能エネルギー事業の拡大が寄与し、公益事業セクターでの安定成長を印象づけた。

主な経済ニュース
- 米市場はテック株の関税免除期待を主因に上昇。Appleは米国内投資拡大を受けて強含み、NvidiaやAMD、Intelもそれに続いた。S&P 500およびNasdaq先物も上昇し、全体にセンチメントを押し上げた。Reuters、2025‑08‑07
- 米株式先物は、テック企業への関税免除期待を背景に上昇。S&P500は0.62%高、Nasdaq100は0.8%高と力強い滑り出しを見せた。Reuters、2025‑08‑07
- ドルは米労働市場の弱さやFRB人事の不透明感により売られやすくなり、9月の利下げ期待が高まる中で株式市場には追い風となっている。Reuters、2025‑08‑07
- アジア株は米株のテック高と利下げ期待で上昇。日本、台湾、韓国、中国などが堅調推移。地政学的緊張の緩和期待も支えになっている。Reuters、2025‑08‑07
- 原油価格は、米国の需要の強さを受け1%上昇。米原油在庫の予想以上の減少が背景。ただし、新たな米関税やマクロ不透明感が上値を抑制。Reuters、2025‑08‑07
- 投資家の間で、トランプ氏がFRB議長の候補としてクリストファー・ウォラー氏を支持との見方が台頭。彼は現状維持および利下げ推進派とされ、市場は安心感を示している。
Reuters、2025‑08‑07 - 米輸入関税の引き上げが多くの国に適用され、スイスやブラジル、インドなどは高関税に直面。これが世界的なサプライチェーンとインフレの圧力を強める懸念が広がる。Reuters、2025‑08‑07
- 「誤った決算シーズンを見ている」との見解。トランプ氏の関税政策の真の影響が明らかになるのは10月以降であり、現状の企業業績評価には注意が必要との指摘。
Reuters、2025‑08‑07 - S&P500は後半伸び悩み。イーライ・リリーの体重減少薬データが不振で株価下落、Fortinetも売上見通し下振れで軟調。Fed議長候補報道も一部市場の重しに。Reuters、2025‑08‑07
- NY連銀「米家庭は長期インフレの予想を引き上げた」と報告。インフレ不安が根強く、市場ではレンジ内金利変動への警戒感が高まる可能性。Reuters、2025‑08‑07
地政学的リスク
- トランプ政権が インドからの輸入品に追加25%課税し、累計で50%の高関税を適用。ロシア産原油の購入継続が理由とされ、インドとの摩擦が高まる中、米インフレと供給網への悪影響が懸念されている。AP News、2025‑08‑07
- 半導体に100%関税の可能性が示唆されたが、米国内での製造や投資を行う企業には免除措置が適用される見通し。TSMCやSamsung、SKハイニックスなどが上昇し、テック株への影響は一部緩和された。Business Insider、2025‑08‑07
- インドへの関税倍増を受け、インド企業やアナリストが米中との貿易戦争再燃や新たな地政学的連携の可能性を指摘。インドが中国との関係強化に動く可能性もあり、世界のサプライチェーンに再編リスクが浮上。StockTwits、2025‑08‑07
原油・金利・コモディティ・恐怖指数の動き
- 原油先物(63.82ドル、-0.82%)
米原油在庫の減少による下支えもあったが、世界景気減速懸念と新関税による需要鈍化観測が重石となり反落。 - 米10年債利回り(4.244%、+0.57%)
NY連銀調査でインフレ期待上昇が確認され、30年債入札不調を受け長期金利が上昇。ドル買い戻しも誘発。 - VIX(16.57、-1.19%)
株式市場の底堅さとテック株上昇で投資家のリスク回避姿勢が後退。ボラティリティは低下基調を継続。 - 金先物(3,482.70ドル、+1.44%)
米金利変動やドル安を背景に安全資産需要が強まり急伸。地政学リスクや関税問題が買いを促進。

自分の米ドル建ポートフォリオ +0.08%(前日比)
私のポートフォリオはまちまちの動きで、VGTやGLDMが上昇して下支えした一方、VIGやVOOが小幅下落。VYMはわずかにプラスで全体の変動は限定的でした。

経済指標発表予定
以下の指標が発表される予定です。

主な決算発表予定
※該当銘柄の発表は予定されていません
おわりに
本日の米国株式市場は、S&P500とDow30が小幅安、NASDAQはハイテク株買いに支えられ反発する展開となりました。特にAppleが米国内での大規模投資計画を発表し、半導体関連には関税免除の可能性が報じられたことで、VGTや主要半導体株が堅調でした。一方、景気敏感株や金融株は、米新規失業保険申請件数の増加による景気減速懸念と長期金利上昇を嫌気して軟調でした。
経済面では、NY連銀調査でインフレ期待が上昇し、30年債入札の不調もあって金利が上昇。為替市場ではドル円が反落後に買い戻され、やや方向感のない動きでした。原油は需要鈍化懸念で下落した一方、金は安全資産需要で急伸し、地政学リスクや貿易摩擦が意識される展開となっています。
企業ニュースでは、イーライリリーやギリアドなど時価総額の大きい企業の決算が発表され、業績は概ね予想を上回ったものの、株価反応は決算織り込みや需給要因に左右されました。技術分野では、GMと現代自動車が米市場向けの新型EVを共同開発する計画を発表し、自動車産業の電動化競争が一段と加速する見通しです。
投資家としては、当面の相場はFRBの金融政策動向と貿易摩擦の行方に敏感に反応する可能性が高く、短期的なニュースによるボラティリティ上昇に備えた分散投資と資産配分の見直しが重要です。特にセクター間の明暗が鮮明になっており、長期的成長が見込める分野とディフェンシブ資産を組み合わせ、リスクとリターンのバランスを保つことが求められます。投資は自己責任にてお願いします。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ