S&P500 ヒートマップ(高解像度)

- Palo Alto Networks(PANW +4.13%)
サイバーセキュリティ需要の拡大を背景に、好決算とガイダンスが買い材料となり急伸。AI関連の守りの投資先としても注目されました。 - Home Depot(HD +3.17%)
決算で既存店売上が予想を上回り、住宅需要の底堅さを証明。DIY需要の回復観測も加わり、消費関連株の中で特に強い値動きを示しました。 - Palantir Technologies(PLTR -9.36%)
AI関連株の代表格として投機資金が集まっていた反動で急落。高いバリュエーション(株価の割高感)への警戒が強まりました。 - Oracle(ORCL -5.80%)
クラウド成長の鈍化懸念と競合優位性への疑問から急落。特にAIインフラ投資で後れを取る懸念が強調されました。 - Advanced Micro Devices(AMD -5.45%)
AI向けGPUでNVIDIAと競合するAMDは、成長加速の期待が一服。直近の株価上昇に対する利益確定売りが大きく出ました。 - Coinbase(COIN -5.25%)
暗号資産市場のボラティリティ低下と規制リスクの高まりを背景に売られました。取引量減少が収益懸念につながっています。 - Chevron(CVX -4.14%)
原油価格の下落と供給過剰懸念が逆風。エネルギーセクター全体の売りを主導しました。 - Arista Networks(ANET -3.81%)
データセンターネットワーク機器大手。AI関連需要は続くものの、競争激化と投資サイクル鈍化への懸念から調整が進みました。 - Broadcom(AVGO -3.55%)
AI半導体の需要一服観測により利益確定売りが出ました。株価は高水準にあり、調整局面入りとの見方が広がっています。 - NVIDIA(NVDA -3.50%)
AI株の象徴的存在。引き続き業績は堅調ながら、バリュエーション懸念から投資家の利益確定売りが殺到しました。 - Medtronic(MDT -3.13%)
医療機器大手。収益ガイダンスが市場予想を下回ったことで売られました。コスト増加や競争圧力が懸念材料です。 - Boeing(BA -3.19%)
航空機納入遅延や品質問題が引き続き重荷となり、航空需要回復の恩恵を十分に享受できないとの見方が株価を押し下げました。 - GE Vernova(GEV -3.27%)
再生可能エネルギー関連を手掛けるGE子会社。政策支援期待はあるものの、収益性の改善が遅れている点が嫌気されました。
主要3指数とドル円の動き
- S&P500
終値は6,411.37、前日比‐37.78(‐0.59%)。寄り付き後は底堅さを見せたものの、終盤にかけてAI関連株を中心に利益確定売りが広がり、指数は反落しました。エネルギーや素材株は下支え要因となったものの、テクノロジー株の下落が上値を抑えました。 - Dow30
終値は44,922.27、前日比+10.45(+0.02%)。大手小売の好決算が投資家心理を支え、景気敏感株が買われました。ヘルスケアや公益事業株に利益確定売りが出たものの、総じて底堅い動きとなり、指数は小幅ながらプラスを維持しました。 - NASDAQ
終値は21,314.95、前日比‐314.82(‐1.46%)。AIブームの過熱感に対する警戒が強まり、半導体株を中心に大幅安となりました。特にエヌビディアやアームなど主力株が売られ、投資家のリスク回避姿勢が鮮明となりました。 - ドル円(USD/JPY)
終値は147.63、前日比‐0.17(‐0.12%)。米7月住宅着工件数が予想外に増加したことで一時ドル買いが優勢となり、147.90まで上昇しました。しかし、その後は利益確定の動きが強まり、147.45まで反落して引けました。

セクター別騰落率
- Real Estate(不動産) +1.71%
金利の安定を背景に不動産投資信託(REIT)を中心に買いが入りました。高配当セクターとしての魅力が意識され、ディフェンシブ資金の流入も上昇を後押ししました。 - Technology(先端技術) -1.98%
AI関連銘柄の過熱感に対する警戒から半導体や大型ソフトウェア株に利益確定売りが広がりました。特にNVIDIAやAMDなど主力半導体株の下落がセクター全体を大きく押し下げました。 - Communication Services(通信サービス) -1.16%
メタやネットフリックスの下落が重しとなり、広告収入や加入者動向への懸念が再燃しました。景気敏感なインターネット関連株が売られ、セクター全体で軟調な動きとなりました。

主なETFの動き
主要ETFは軒並み下落し、特にハイテク比率の高いQQQ(‐1.36%)、VUG(‐1.41%)が弱さを示しました。一方で、ディフェンシブ色のあるVTV(+0.47%)、BND(+0.19%)は堅調で、リスク回避的な資金シフトが表れました。
経済指標発表 結果
- 住宅着工件数(7月)
結果は1.428百万件(予想1.290百万件)と予想を大幅に上回り、前月の1.358百万件からも増加しました。特に一戸建て住宅建設の堅調さが目立ち、住宅市場の底堅さを示す内容でした。これを受けて一時ドル買いが強まったほか、景気後退懸念が和らぎ、株式市場では景気敏感株に買いが入る場面が見られました。 - 建設許可件数(7月)
結果は1.354百万件(予想1.390百万件)とやや下振れし、前月の1.393百万件からも減少しました。ただし住宅着工が堅調だったことから市場への影響は限定的で、先行指標としての弱さは一部警戒されつつも、全体の景気見通しを大きく変えるものではありませんでした。 - アトランタ連銀GDPNow(Q3速報値)
結果は前年比+2.3%(前回+2.5%)とわずかに下方修正されました。依然として堅調な成長見通しを示しており、リセッション(景気後退)入りを示す水準にはほど遠い内容です。市場は利下げのタイミングを見極めるうえで注視しており、今後のFRB政策判断に影響する可能性があります。
総じて住宅市場の底堅さが確認され、FRBの利下げ観測に揺さぶりを与えました。

主な決算発表結果
- ホーム・デポ(HD)
1株利益は4.68ドル(予想4.72ドル)とわずかに未達でしたが、売上は453億ドル(予想454.4億ドル)で概ね市場予想と一致しました。住宅リフォーム需要の底堅さが業績を支え、既存店売上の改善も確認されました。株価は決算を好感し、+3%を超える上昇を記録。消費関連株の中で投資家の安心感を引き出す内容でした。 - メドトロニック(MDT)
1株利益は1.26ドル(予想1.23ドル)と小幅に上回り、売上も86億ドル(予想83.8億ドル)で堅調でした。ただしガイダンスが慎重だったことや、医療機器市場での競争激化、コスト上昇懸念が嫌気されました。株価は決算内容自体は良好ながらも、今後の収益性への不安から3%超の下落を強いられました。

主な経済ニュース
- S&P 500は年末にかけて現在水準からやや軟調との見通しが、ロイターのアナリスト調査で浮上。AI関連ブームへの期待は根強いものの、トランプ前政権の関税政策やFRB利下げの不透明感が重しとなり、年末には2.3%下落の6,300ポイントが予測されています。2025年はAI牽引の好決算も相まって市場は慎重なようです(Reuters、2025‑08‑19)
- ダウはホーム・デポの堅調な見通しがけん引し、19日朝に小幅上昇で始まりました。一方、S&P500とナスダックはやや軟調。市場は週末開催予定のFRBカンファレンスへの警戒感を強めています(Reuters、2025‑08‑19)
- ウォルマートの決算発表が控えられており、米消費の底堅さを図る重要な指標と位置づけられています。食料品事業が牽引する同社ですが、消費者の節約志向や物価上昇の影響には注意が必要です。高水準の株価PERも投資家の関心点です(Reuters、2025‑08‑19)
- トランプ前大統領の関税政策と市場の関係性に注目。過去の関税発表による株価急落を受け、市場は「トランプ・プット」とも呼ばれる安心感を持つようになっています。ただし過剰な安心感が逆にシステミックリスクを高めるとの警告も出ています(Reuters 、2025‑08‑19)
- 放送局大手ネクスタ(Nexstar)が競合テグナ(Tegna)を約62億ドルで買収へ。FCCの規制上限を超える地域展開拡大を狙う動きで、地元ジャーナリズム強化を謳うものの、独占・反トラストの懸念が高まっています(Reuters、2025‑08‑19)
- 米株先物は小幅な動きにとどまり、ホーム・デポの決算とFRB関係者の発言が注目材料に。インテルはソフトバンクから20億ドルの出資を受けて株価が上昇。FRB副議長候補のボウマン氏の発言も市場に影響を与えています(Reuters、2025‑08‑19)
- ダウは一時過去最高値を更新。ホーム・デポの強気見通しがドライバーで、インテルやパロアルト・ネットワークスも上昇。メドトロニックの取締役改編が売り材料となるなど、業種ごとの明暗が鮮明化しています(Reuters、2025‑08‑19)
- インテルはソフトバンクから20億ドルの投資を獲得し、今後の再建に向けた資金調達に成功。政府のCHIPS法案による株式取得の可能性と相まって、TSMC依存からの脱却も期待されます。ただし依然として課題は多く残ります(Reuters、2025‑08‑19)
- 歴史的にはFRBジャクソンホール会議前後にS&P500が上昇する傾向があるものの、今年は会議前に下落する展開。ポール総裁の発言次第で反発の可能性があり、注目度が高まっています(Reuters、2025‑08‑19)
- ウクライナ和平への期待やトランプ前大統領の発言が好感され、欧州株には買いが入る一方、米国防関連株は利益確定の売りに押されました。地政学リスクの緩和が一部地域で株式市場に影響を及ぼしています(Reuters、2025‑08‑19)
原油・金利・VIX・金の動き
- 原油先物(WTI)
9月限は62.50ドルと前日比‐0.92(‐1.45%)。供給過剰懸念と世界需要の減速観測が重しとなり下落。OPECプラスの増産姿勢も価格抑制要因となりました。 - 米10年債利回り
4.302%と前日比‐0.039(‐0.90%)。住宅関連指標の堅調さを背景に景気見通しは強いものの、安全資産需要が優勢で利回りは低下しました。 - VIX指数
15.57と前日比+0.58(+3.87%)。ハイテク株中心の急落を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、短期的な市場変動への警戒感が高まりました。 - 金先物
12月限は3,359.10ドルと前日比‐18.90(‐0.56%)。ドル高基調と米金利の相対的な高さが逆風。安全資産需要はあるものの、株式市場の調整局面で利益確定売りが優勢でした。
自分の米ドル建ポートフォリオ -0.89%(前日比)
私のポートフォリオの内訳では、テクノロジーETFが‐1.89%と大きく下落し全体を押し下げました。一方で高配当ETFは小幅高を維持し、守りの効果を発揮しました。

経済指標発表予定
FOMC議事要旨などが発表される予定です。

主な決算発表予定
以下の銘柄が予定されています。

おわりに
8月19日の米国市場は、S&P500とNASDAQが下落する一方、Dow30は小幅に上昇しました。テクノロジー株が利益確定売りに押され半導体が軟調となる中、ホーム・デポの堅調な決算が消費関連株を支えました。セクターでは不動産や生活必需品が堅調で、防御的な資金シフトが鮮明でした。経済指標では住宅着工件数が予想を上回り景気の底堅さを示しましたが、利下げ期待は後退。インテルへのソフトバンク投資や大型買収も市場の注目を集めました。地政学リスクはやや緩和しましたが不透明感は残り、今後はジャクソンホール会議でのFRBの姿勢に焦点が移ります。投資は自己責任にてお願いします。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ