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Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20251002】US stock market investments

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • HOOD(+4.71%)
    ロビンフッドは個人投資家の取引活発化や新サービス拡充期待が支援材料となり大幅上昇しました。
  • HUM(+3.99%)
    ヒューマナは医療保険関連の収益安定期待が意識され、ヘルスケアセクターの強さに乗って買われました。
  • CF(+3.94%)
    肥料メーカーCFインダストリーズは農業需要拡大観測に加え、原料価格の落ち着きが利益改善期待を押し上げました。
  • EMN(+3.89%)
    化学メーカーEastmanは需要底堅さやコスト削減効果が評価され、買いが優勢となりました。
  • INTC(+3.78%)
    インテルはAI半導体関連の巻き返し期待や新製品計画が報じられ、投資家の関心が高まりました。
  • ALB(+3.72%)
    リチウム大手アルベマールはEV関連需要回復観測や資源価格持ち直し期待で買いが集まりました。
  • AMD(+3.49%)
    アドバンスト・マイクロ・デバイセズはAIサーバー向けCPU・GPU需要の増加観測が株価を押し上げました。
  • DD(+3.54%)
    デュポンは産業用化学品の需要回復期待や原材料コスト安が好感され上昇しました。
  • PYPL(+3.40%)
    ペイパルは決済市場でのサービス拡充やコスト削減策が評価され、株価が回復しました。
  • EFX(-8.47%)
    信用調査会社エクイファックスは業績見通しの下方修正や規制懸念で急落した模様です。
  • OXY(-7.31%)
    オキシデンタル・ペトロリアムは原油価格下落を受けてエネルギー株全般に売りが強まり、大幅安となりました。
  • TSLA(-5.11%)
    テスラはEV需要鈍化懸念や競合の攻勢、価格戦略への警戒感から売りが加速しました。
  • APA(-4.71%)
    アパッチは原油安を背景に業績悪化懸念が強まり、エネルギー株全体とともに大きく下落しました。
主要3指数とドル円の動き
  • S&P500(6,715.41、+0.06%)
    S&P500は小幅に上昇しました。序盤は売りに押される場面もありましたが、ハイテクやヘルスケアなど一部セクターに買いが入り、終盤にかけて持ち直しました。市場全体では方向感に欠ける展開でしたが、金利動向をにらみつつ底堅さを維持しました。
  • Dow30(46,520.15、+0.17%)
    Dow30は続伸となりました。景気敏感株(景気の影響を受けやすい銘柄)に資金流入が見られ、製造業や金融株が堅調でした。ただし、政府機関閉鎖リスクや経済指標発表の延期が不透明要因となり、上値は限定的でした。投資家は次の経済指標発表を待つ姿勢を強めています。
  • NASDAQ(22,844.05、+0.39%)
    NASDAQは主要3指数の中で最も上昇率が高くなりました。AI関連や半導体銘柄に資金が流入し、成長株が指数を押し上げました。長期金利の変動に敏感なテクノロジー株は一時売られたものの、労働市場データの改善観測が投資家心理を支え、買い戻しにつながりました。
  • ドル円
    ドル円は146円台後半から147円台まで上昇して取引が続いています。9月の人員削減数が減少し、労働市場の堅調さが意識されたことがドル買いを誘いました。一方で、政府閉鎖の影響で一部経済指標の発表が延期され、米金利が伸び悩む場面もあり、ドルの上昇はやや限定的となりました。
セクター別騰落率

1%を超える動きがあったセクターはありませんでしたが、先端技術(Technology)が健闘し、エネルギー(Energy)が弱含みでした。

主なETFの動き

主なETFは総じて堅調でした。S&P500連動型のVOO、IVV、SPYはいずれも小幅高となり、米株全体の底堅さを示しました。VTI(米国全株ETF)も堅調で、幅広い銘柄に買いが広がったことがうかがえます。特にハイテク中心のQQQが+0.41%と上昇率が高く、成長株に資金が集まりました。一方、バリュー株中心のVTVは小幅安となり、グロース株優位の展開が鮮明でした。欧州・先進国株ETF(VEA、IEFA)はそろって小幅高で、海外市場の堅調さも反映されました。債券ETFのBNDは金利低下を受けて上昇しました。

経済指標発表 結果
  • チャレンジャー人員削減数(前年比 -25.8%)
    9月の人員削減数は前年比で大幅減となり、労働市場の堅調さを示しました。特にテクノロジーや金融を中心に削減数が減少し、景気の底堅さを意識させる内容でした。FRBの利下げ観測が強まる中でも、雇用市場の強さはインフレ持続リスクを意識させる要因となります。
  • チャレンジャー人員削減(54,064件、予想85,979件)
    9月の人員削減件数は予想を大幅に下回り、前月比でも改善しました。米労働市場に対する懸念を和らげ、株式市場では消費関連や景気敏感株にプラスに作用しました。ただし、FRBにとっては利下げを急ぐ根拠がやや弱まる可能性も意識されました。
  • 天然ガス貯蔵量(53B、予想66B)
    天然ガス在庫は予想を下回り、需給タイト化が意識されました。これにより天然ガス価格の上昇が懸念され、エネルギーコストが再びインフレ圧力につながる可能性があります。エネルギー関連株や公益事業セクターの株価動向にも影響しました。
  • FRBローガン氏発言
    FRBのローガン・ダラス連銀総裁は、金融政策運営においてデータ依存姿勢を強調しました。政府閉鎖により経済統計の発表が滞るリスクに触れ、今後の利下げ判断は難しくなるとの懸念を示しました。市場は利下げ期待を維持しつつも、FRBの慎重姿勢に警戒感を示しました。

※チャレンジャーは、米国の民間調査会社の名前です。

主な決算発表結果

主要銘柄の決算発表はありませんでした。

主な経済ニュース
  • 米連邦政府閉鎖、長期化リスクが市場不透明感を惹起
    10月1日より始まった米連邦政府の閉鎖(shutdown)が、経済指標の公表遅延や財政運営の不透明性を通じ、FRB(米連邦準備制度理事会)の政策判断を難しくさせる可能性が強まった。(Reuters
  • FRBの利下げ観測再燃で株式に追い風
    投資家の間で、景気下振れリスクを背景に年内さらなる利下げの可能性が意識され始めており、これが株式相場に資金を呼び込む構図を支えている。(Reuters
  • S&P500とNasdaqが史上最高値を更新
    S&P 500およびNasdaqはいずれも史上最高値圏まで上昇。特にハイテク株の買いがリスクオンを牽引し、機関投資家の指数追随買いも上昇トレンドを助長。(Reuters
  • ADP民間雇用統計、9月で予想外の雇用減少
    9月のADP(民間部門雇用)調査では、雇用者数が前月比で3.2万人減少と市場予想から大きく下振れ。公式雇用統計が休止中のため、このデータの比重が一段と高まった。(Reuters
  • 金相場、一時高値更新後に利食い反落
    金(ゴールド)は一時過去最高水準に迫る水準まで上昇したが、FRBダラス地区総裁ローガン氏の慎重スタンス発言を受けて利益確定売りに押され、反落。(Reuters
  • トランプ政権、製薬・AIなど30産業で政府支援を模索
    トランプ政権は、中間選挙前の実績作りを狙い、製薬、半導体、AI、バッテリー、素材など約30業種で政府支援・規制緩和などを通じた誘導を画策しているとの報道。(Reuters
  • 世界株式も上昇、米ショックを織り込み済みの動き
    米国株高を受け、欧州・アジア市場も上昇。投資家は米shutdownリスクを一定織り込みつつ、金利低下観測に先回りした動きを見せている。(Reuters
  • 米政府閉鎖、FRB “見えない” 状況に追い込む
    閉鎖により雇用・物価など重要な経済統計が発表されず、FRBは“目隠し状態”で政策を検討せざるを得ない状況に。これが金融政策の迷走リスクを高めるとの見方。(Reuters
  • 株式市場、技術株への集中傾斜が目立つ展開
    株価上昇の牽引役は主にAI、半導体、ソフトウェアなどテクノロジーセクター。決算や材料が伴わない銘柄の伸びは限定的で、指数上昇ながら銘柄間格差拡大の様相。(Reuters
  • 農業分野で対中輸出支援、政治リスクと結びつく動き
    財務長官ベッセント氏は、中国が米大豆購入を抑制していることを念頭に、米大豆農家への支援を政府が講じる方針を明らかに。農産物を舞台とした貿易リスクと政治目的の交錯が示唆される。(Reuters
  • 地政学的リスク:中米・極東への緊張、原料供給制約の懸念
    米中関係の綱引きのなか、中国が半導体やレアメタル輸出管理を強化する観測がくすぶる。また、ウクライナ・中東情勢の緊張が素材・エネルギー供給網への懸念を高め、投資家のリスク回避意識を刺激している。(Reuters
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
  • 原油先物(60.62、-1.88%)
    原油価格は大幅に下落しました。景気減速懸念による需要見通しの悪化が背景で、中国や欧州の需要鈍化観測も重しとなりました。供給面では産油国の増産懸念も加わり、相場の重さが目立ちました。
  • 米10年国債利回り(4.088%、-0.44%)
    米10年債利回りは小幅に低下しました。政府機関閉鎖リスクや経済指標発表の延期で、投資家が安全資産の米国債を買う動きが優勢となりました。金利上昇圧力がやや和らぎ、株式市場を支えました。
  • VIX(16.62、+2.02%)
    VIX指数は上昇しました。市場全体では大きな調整は見られなかったものの、経済指標の不透明感や原油安によるリスク警戒感が意識されました。投資家は短期的にボラティリティ(変動率)の高まりを織り込みました。
  • 金先物(3,880.70、-0.43%)
    金価格は下落しました。ドル高基調や米金利の一時的な持ち直しが重しとなり、安全資産としての需要は限定的でした。ただし、政府閉鎖リスクや地政学的懸念が背景にあるため、下値は限定的でした。
自分の米ドル建ポートフォリオ +0.26%(前日比)

私のポートフォリオは、テクノロジーETFのVGTが+0.74%と堅調で全体を押し上げました。VOOも小幅高で支えとなりましたが、高配当株重視のVYMと金ETFのGLDMは軟調でした。結果として成長株優位の一日となり、ポートフォリオはややリスクオン寄りの動きとなりました。

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主な決算発表予定

主要銘柄の決算発表予定はありません。

おわりに

本日の米国市場は主要指数が揃って上昇し、特にNASDAQを中心に成長株が相場をけん引しました。雇用関連指標が予想を上回る強さを示した一方、政府閉鎖の影響で統計発表の遅延が続き、先行きの不透明感は残ります。個別ではテクノロジー株に資金が集まる一方、エネルギー株は原油安で軟調でした。地政学リスクも引き続き意識され、素材やエネルギー供給網への懸念が市場心理に影を落としています。こうした環境下では短期的な変動に振り回されず、分散投資と長期視点を意識することが重要です。投資は自己責任にてお願いします。成果や結果に一喜一憂せず、共に学び成長していければ嬉しいです。

今日は金運上昇吉日「寅の日」です。明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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