JOLT求職が労働市場の求人が予想よりも多く労働市場が相変わらず逼迫していことが発表され、12月の利上げ緩和論に逆風の結果となったことと、FRB利上げ発表の前日でもあるので、弱含みの相場となりました。ISM製造業勾配担当者景気指数が50.2と予想の50.0よりも高かったことで、景気は予想よりも悪化していないという結果です。11月の利上げは0.75%がほぼ確実視されていますが、FOMCで来月以降の金利政策がどのように議論されるのかが注目を集めています。金利発表よりもその後の記者会見に注目が集まるのではないかと見られています。主要3指数は下落でしたが、中小企業中心のRussell2000は△0.25%と上昇したまま引けました。
原油は$88.42(△2.18%)と上昇、10年債利回りは4.052%(▼0.61%)、ドル円はやや円高で148円前半で推移しています。
自分のポートフォリオは、全体で△0.20%とほぼ変わらずという結果でした。IBB(バイオテクノロジーETF)が堅調に引っ張ってくれているほか、VYMとSPYD(ともに高配当株ETF)が微増で引けたようです。昨夜も下落幅が小さかったので買い取引は無しです。
今夜の経済指標は、なんといってもAM3:00のFOMC声明と政策金利発表、ならびにAM3:30から始まる記者会見です。12月以降の金利政策に対する内容が示されるので、記者会見中に株価が大きく変動することもあります。JPモルガンのトレーディングデスクは、政策金利が△0.50%(予想△0.75%)でインフレと労働市場の逼迫を容認する意思表面があれば、S&P500は1日で10%以上上昇する可能性があると公言しています。もちろん12月以降の金利政策内容によっては逆の動きとなる可能性もあります。
それでは、今日も一日良い日をお過ごしください。短期投資や投機をされている方は、今夜の寝不足によって体調不良にならないよう、くれぐれもご注意ください。