米国の中間選挙が始まりました。期日前投票が前回より上回り、投票率も高く米国民の関心が高かったようです。そのような中、市場では投資家が結果を先取りして株を買ったようです。下院はこれまでに共和党が過半数の議席が確実となり、上院は過半数51に対して共和党が48確実と迫って拮抗しています。激戦州の投票所には民主党と共和党の監視員がいて混乱を防ぐ取組みがされていたようです。また、共和党の上院議員候補が複数の女性に費用を渡して中絶を迫っていた疑惑が明るみに出るなど、上院の優劣は簡単には決まりそうにありません。
ゼロコロナ政策をとる中華人民共和国で再び新型コロナウィルスの感染が拡大していることを受けて原油消費量が減るとの見込みが広がって値下がりし、原油先物$89.19(▼2.83%)となりました。一方で米エネルギー省のエネルギー情報局(EIA)は年の国内原油生産見通しを日量1231万バレルに下方修正しました。従来見通しは過去最高となる日量1236万バレルでした。10年債利回りは4.126%(▼2.09%)と下がり、ドル円は145円台後半まで円高に振れて推移しています。コモディティの金△2.06%、銀△2.49%が大きく値上がりしているのも目立ちます。仮想通貨取引所の最大手のバイナンスがライバル会社のFTXを買収したというニュースもありまして、Bitcoinが一時1.7万ドル前半まで急落する場面もありました。
自分のポートフォリオは全体で△0.53%でした。VTV(バリュー株ETF)がようやく200日移動平均がプラ転して、200日移動平均が上昇基調のETFが4銘柄に増えました。昨夜も上昇基調だったことから、取引無しでした。中間選挙結果次第では、VOOとVTIは200日移動平均は下落していますが、50日移動平均がプラ転しているので、下落時だけの買いの方針を改め、今年の年明けに現金化した資金を使って毎日少量スポット買いをするかどうか悩んでいます。
今夜の重要性が高い経済指標は上記の通り、原油の在庫状況が主です。しかしながら、中間選挙の行方の方が、株価に与える影響が大きそうです。
それでは、今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。