主要3指数はDow30が△0.00%(+$1.02)と変わらず、NASDAQとS&P500は下落しました。中華人民共和国のゼロコロナ対策による世界中に広まったデモにより、共産党幹部が方針変更するかとの投資家の期待がありましたが、同国警察の監視国家の権限を利用して鎮静化し、政府の厳格なコロナ管理対策が揺るがないことで期待外れとなりました。高齢者ワクチン接種を強化するとのことですが、mRNAワクチンではないところは気になります。VWなどの自動車メーカーが部品供給の滞りで、中国の生産工場停止に追い込まれています。鉄道のストライキが予定されていますが、バイデン大統領も防止に乗り出し、ペロシ下院議長は壊滅的な失業を防ぐために議会が介入する必要があると述べるなど、緊迫した状況が続いています。消費者信頼感指数は100.2(予想100.0、前回102.2)で、景気の冷え込みが予想通りの結果であり、株価を下げる方向に動いています。また、米国では2年債利回りが10年債利回りが上回っている逆イールド現象が続いていますが、世界全体の長短金利の比較でも逆イールドとなり、世界経済の後退が始まっているというアナリストが出てきています。
原油先物は$78.37(△1.46%)、10年債利回りは3.748%(△1.22%)、ドル円は138円台で推移しています。OPECプラスは現状維持を決定という一部未確認の報道もありました。
自分のポートフォリオは全体で△0.08%でした。VYM(高配当株ETF)SPYD(高配当ETF)、VTV(バリュー株ETF)が比較的堅調でした。大きな下落はなかったので、指値は刺さらなかったので、結果として取引無しでした。
今夜は第3四半期(7月から9月)のGDPや、明け方AM3:30にパウエル議長発言などの高い重要度の経済指標となっています。インフレ抑制のために、パウエル議長はかなりタカ派的発言がされるのではないかと予想されています。
今日は11月の最終日です。気温も下がってきましたので、暖かくしながら明るく元気に過ごしましょう。