11月のコア耐久財受注は0.2%(予想0.1%、前回0.1%)とやや予想を上回りましたが、FRBが重視している物価指数である11月のコアPCE(食品とエネルギーを除いた個人消費支出)の前月比は0.2%(予想0.2%、前回0.3%)となり、11月の個人支出も前月比0.1%(予想0.2%、前月0.9%)となり、11月は米国全体で消費の落ち着きが現れたデータが示されました。新築住宅販売戸数は640K(予想600K、前回605K)と予想を超えて前回よりも△5.8%も増加するという結果が出ました。これは住宅ローン金利低下が寄与したものとみられています。市場はマイナスでスタートしましたが、割安感による買いも入り、さらにミシガン大学による12月の消費者信頼感指数の確定値は59.7に上昇しました。消費者による景況感が良いことから買いが進んで3指数そろってプラスとなりました。ただし、クリスマスの3連休前ということで、例年通り商い量は少なかったようです。
原油先物は$79.60(△2.72%)と上昇し、エネルギーセクターの株価を上げました。10年債利回りは3.751%(△2.23%)に上昇、ドル円は円安方向に推移しており、現在は132円台後半で取引されています。
中華人民共和国のコロナ感染に関する報道内容に対する不信感が高まっています。感染者数や死亡者数を過少に調整している可能性が指摘されていますし、同国内で流行しているオミクロン株が弱毒性であると政府が強調しているものの死者数が多いので強毒性ではないかとの疑いもあるようです。どこの国でも、報道機関は中立を保ちながら正確な情報を流していただきたいと切に思う今日この頃です。
週末なので、1週間の株価マップを示しました。TSLA(テスラ)の▼20.50%という突出した下落が目立ちます。高金利が予想よりも長引きそうということで、NVDA(エヌビディア)をはじめとする半導体関連が下落し、GAFAMもAMZN(アマゾン)の▼5.27%を筆頭に大きく下げた形となりました。一方で、NKE(ナイキ)が△7.56%、SCHW(チャールズシュワブ)△4.85%、GE(ゼネラルエレクトリック)△3.76%が堅調でした。
自分のポートフォリオは全体で△0.42%でした。IBB(バイオテクノロジーETF)が▼1.34%と構成銘柄トップのGILD(ギリアドサイエンシズ)が▼1.5%という下落に引きずられたのが主要因でした。
12月26日(月)の市場はクリスマスで休場のため、27日夜の経済指標を示しておきました。クリスマス後に休暇をとる投資家が多いので、年内は薄商いが続くと思います。
それでは、素敵なクリスマスの週末を笑顔でお過ごしください。