週明けの株式市場は経済指標の発表がなかったことから、先週末の軟調な経済指標でFRBによる金利引締めが緩む期待が続く形でわずかに上昇し、引けにかけては下がりました。Nasdaqはわずかに△0.63%とプラス域にとどまりましたが、Dow30は▼0.33%、S&P500は▼0.08%となりました。セクター別ではヘルスケアと生活必需品が大きく下がりました。
GS(ゴールドマンサックス)が今週に3200人削減すると発表、同社の人員削減規模としては過去最大級で、昨年9月末時点の従業員数は4.9万人ですから6.5%に相当します。1/17が決算発表予定となっています。サンフランシスコのデーリー総裁は政策金利は最終的に5%をいくらか上回る水準まで引き上げられてから利上げ打ち止めになるとの見方を示した。1月31日から2月1日のFOMCでは、2会合連続となる0.5ポイント利上げか、0.25ポイントへの利上げ減速になるか、いずれの可能性もあると述べました。
ブラジルは新しい大統領の転覆をねらって大統領官邸が襲撃される混乱があり、ブラジル通貨が下落しています。中国政府はエネルギー需要の増加に備えるため、オーストラリア産石炭の輸入を徐々に再開し、国内鉱山会社にも増産を促がしています。中国のニッケル地金生産は今年倍増し、世界生産を2割押し上げるようです。
原油先物は$74.81(△1.41%)、10年債利回りは3.517%(▼1.46%)、ドル円は131円台後半で方向感なく推移しています。
自分のポートフォリオでは、QQQ(Nasdaq追随ETF)とICLN(クリーンエネルギーETF)を利確、IBB(バイオテクノロジーETF)もほぼ利確して、AGG(総合債券ETF)とTIP(物価連動債ETF)を増やしました。今週から来月にかけた決算発表は厳しいのではと予想していること、そしてFRBの金利上昇が緩和すると予想して債券ETFの比率を上げました。また、VOOのシェアを減らしてVYMのシェアを増やしてみました。高金利政策が続くので、攻めよりも守りを増やした陣形にしました。
今夜はパウエル議長発言とEIA(米国エネルギー情報局)による短期エネルギー見通しが高い重要性となっています。
お正月気分はもう抜けたと思いますが、今日も一日明るく元気に過ごしましょう。