主要3指数の動きはまちまちとなりました。
先週末に発表された雇用統計後の市場が休場でしたので、失業率こそ3.5%(予想3.6%、前月3.6%)と労働市場が継続的に強かったものの、非農業部門の雇用者数が23.6万人(予想23.9万人、前月32.6万人)と大幅に減ったこと、平均時給も前年比4.2%(予想4.3%、前月4.6%)と落ち着いていました。黒人の失業率が過去最低となり、また白人と黒人の失業率の差も1.8%と、統計開始以来最も小幅になっていたようです。今後の金利動向よりもむしろリセッション(景気後退)の懸念が広がって、全体的に軟調ですが、徐々に上昇する傾向が見られました。4/7(金)と4/10(月)の経済指標の公表結果は以下の通りです。
FHLB(米連邦住宅貸付銀行)制度が3月の最後の週に発行した債券は370億ドル(約4兆9400億円)と、その2週間前の3040億ドルから急減しました。発行規模は3月に過去最高を更新していましたが、急減は米国の銀行危機が収まり始めたことを示す初期の兆候とされています。
OPEN AIのCEOのサム・アルトマン氏が岸田首相と会談し、日本への市場展開を積極的に行う(日本オフィスの開設と日本語サービスの拡充)と表明しました。
NSC(米ホワイトハウス国家安全保障会議)のカービー戦略広報調整官は、イエレン財務長官およびレモンド商務長官の訪中の可能性について中国側と協議していると述べました。記者団に対し、依然として中国との緊張は高いものの、米国は中国との関係をより良い状態に戻すことを切望しているとした。
原油先物は$79.89(▼1.00%)、10年債利回りは3.415%(△3.86%)、ドル円は円安方向に推移して現在は133円台後半で取引が続いています。米国の景気後退懸念と日銀の植田総裁就任で円が売られて米国ドルが買われているようです。
自分のポートフォリオは△0.17%でした。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。
今週から2023年第1四半期(1月ー3月)の決算発表が本格化し、週末には大手銀行の決算が目白押しです。今日からしばらくの間、決算発表予定企業も掲載しておきます。
金利高により地方銀行2行が倒産しましたが、景気後退や高金利政策は倒産というリスクは現実のものとして高まっています。特に、個別株への投資では、倒産を見逃すと大変なことになります。ハエのごとく落ちて倒産、最も危険な10社というような記事もありますので、日頃から倒産のサインを見逃さないよう注意が必要です。その点ではインデックス投資(ETFや投資信託)は分散投資されているので、個別株投資よりも安心です。ほったらかし投資も可能ですけど、せっかく投資しているのですから、米国や世界の経済動向を学んでおくことで、経済初心者からの脱却も可能だと思っています。
それでは、今日も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。