昨夜は3指数そろって1%を超える反発をしました。NASDAQは2日連続した上昇で、上げ幅は2%を超えました。
第1四半期のGDPは前期比△1.1%(予想△2.0%、前回2.6%)で予想以上に減速、暖冬に助けられて年初は好調でしたが、企業が支出を手控えている傾向がわかりました。労働市場は失業保険申請件数が先週よりも減るなど底堅く推移しています。金融当局が注目するPCE(個人消費支出)価格指数は、総合が前期比年率4.2%上昇し、食品とエネルギーを除くコアは4.9%上昇と市場予想を上回り、1年ぶりの高い伸びとなりました。中古住宅販売保留(契約して引き渡しされてない)数は▼5.2%(予想△0.5%、前回△0.8%)と、予想を大幅に下回ったことから、株価にとっては売り材料となる結果でした。
前日引け後に発表されたMETAの好決算がハイテク系を牽引して、他の企業の好決算発表にも支えられて、市場全体の株価が上昇しました。下記表最上段のAMZN(アマゾン)は、引け後に売上が増えて利益が予想よりも約1.5倍と発表されたので、市場で△4.61%上昇し、さらにアフターマーケットで現在△7.6%と高騰しています。
原油先物は$74.82(△0.70%)、10年債利回りは3.528%(△2.80%)、ドル円は円安方向に推移し、一時134円台に乗せましたが現在は133円台後半で取引が続いています。FOMCによる追加利上げ観測が再燃したことから、2年債利回りは4%を超えました。
自分のポートフォリオは△1.36%と控えめに伸びました。SPYDは高い分配金を捻出するものの、不動産と金融セクターに偏っているため、評価値が下落傾向(50日移動平均も200日移動平均もマイナス)にありました。昨夜は△1.75%反発したので、半分売却して昨夜下落したAGG(米国総合債券ETF)とTIP(物価連動債)に資金移動しました。これまでにいただいた分配金の合計を除く譲渡損益では損切りです。AGGもTIPも毎月配当金が出ますので、トータルの配当収入の大幅減を避けました。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。コアPCE物価指数(食品とエネルギーを除く価格変動の指標)はFRBが金利政策上注目しますが、今後の経済状況を占うミシガン大学の消費者信頼感指数にも投資家の目が行くと思っております。
今夜の主要企業の決算発表は以下の通りです。エネルギーセクターのXOM(エクソンモービル)とCVX(シェブロン)は注目されるでしょう。
いよいよ、日本では明日からゴールデンウィークが始まります。休暇前の課題解決に多忙な一日になる方がある一方で、早めに休暇を取られている方もおられるでしょうね。心配された天気も良さそうですので、経済効果が見込まれそうです。でも、レジャー客に対応してくれる宿泊施設と飲食店は人手不足でお客様の受け入れを制限せざるを得ないのは残念なところです。私はFIREしてから毎日が休日なので、逆にGW中の祝日は家で過ごそうかなと思っています。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。