主要4指数はそろってプラスとなりました。市場開始前に公表された6月のPPI(生産者物価指数)も、前日のCPI(消費者物価指数)と同様に物価上昇率が緩和した結果が投資家に好感を持たれ、買いが進みました。セクター別騰落率では、全セクターでプラスとなりました。中でも通信サービスが△2.69%と大躍進し、技術、素材、一般消費材が1%を超える伸びが目立ちました。
6月の生産者物価指数は前月比△0.1%(予想△0.2%)と低下し、5月の4月比も▼0.3%から▼0.4%に修正されました。6月の前年比では△2.4%(予想△2.6%)となり、さらに5月の前年比も△1.1%から△0.9%に修正されました。インフレ抑制に取り組む金融当局者にとって安心材料でしょう。今週の新規失業保険申請件数は市場予想より少なく、雇用の安定は続いているようです。FOMCがこれまで行ったきた高金利政策を、今後も強硬するとデフレを招くおそれも出てきました。今後は慎重な判断が求められると思います。
好決算を発表したPEP(ペプシコーラ)の株価は△2.48%と伸びた一方で、DAL(デルタ航空)は過去最高の売上高でしたが株価は▼0.50%と奮いませんでした。AMZN(アマゾン)はプライムデーの売上が過去最高を記録したことで、株価は△2.68%と買われました。
高金利政策をいち早く唱えたタカ派で知られるセントルイス連銀のブラード総裁(FOMC投票権なし)が辞任されました。
原油先物価格は$77.28(△2.02%)に値上がりし、3カ月ぶりの高値となりました。10年債利回りは3.761%(▼2.59%)、ドル円は円高方向の流れが続いており、現在は138円台前半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは△0.79%でした。たまたま昨日と全く同じ伸び率でした。総合債券ETFのAGGが、50日移動平均と200日移動平均を超えてきました。ゆっくりとでも伸びてくれるとありがたいです。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。過激なインフレが落ち着いてきた場合には、デフレによるリセッションが懸念されますので、ミシガン大学による消費者信頼感指数に投資家の注目が集まるのではないかと思います。
そして、巨大企業の決算発表は以下の通りです。CPIとPPIが正常化しつつあり株価が上昇していますが、CPIとPPIが低下するのは一般的には経済的に悪いニュースとされています。経済的に良いニュースで株価が上がるのは、企業の好業績と見通しですので、決算報告に投資家の注目が集まるでしょう。
Amazonプライムデーが過去最高の売上とのことですが、私もいろいろと購入してしまいました。商品到着後には、日曜大工熱が上がりそうです。明らかな安物には粗悪品があるようですが、信頼できるメーカー品で、説明を読んで自分が求める品物なのかを見極めてから購入すれば、まず問題は起きません。初期不良や配送時破損などの問題が起きた場合でもAmazonが窓口で即返品交換ができるのは良い制度だと思って利用しています。ほかのECマーケットでは、返品交換の窓口は出店している店舗になるのがほとんどで、理由を根掘り葉掘り聞かれて、渋々返品交換になるので日数がかかりますし、中には応じない店もありますし。建設業の世界では、建物に対するクレームはすべて元請ゼネコンが受けて、そこを担当した下請会社に是正工事をさせていました。ECマーケットでも、お客様の窓口となった元請責任はどこにあるのかとして、ぜひAmazonを見習ってほしいと思っています。
今日は、梅雨時期に独特な曇天と蒸し暑くなりそうですが、吉日一粒万倍日です。良い種まきを心がけて、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。