昨夜の主要4指数は雇用統計を受けて反発していたのですが、終値はそろって下げました。前日引け後に決算発表したAAPL(アップル)がiPhone、iPad、Apple Watchのハードウェアの売上減少を報告しており、巨大企業(マイクロソフト、アルファベット、メタプラットフォームズ、テスラ、エヌビディア)の伸びに期待している投資家が今後の行末に影を落としてしまい、市場全体を冷え込ませたようです。AAPLの株価は▼7.07%も下げてしまいました。一方で、好決算を公表してアフターコロナの復活挽回を示したAMZN(アマゾン)は、投資家の期待を集めて株価は△5.57%と上昇しました。
セクター別騰落率では、AMZNが一般消費材(Consumer Cyckucal)をけん引してTSLAが大きく下げても△1.04%でしたが、AAPLが技術(Technology)全体を引きずり下ろしてしまった形です。
米国の労働市場は引き続き冷え込んでいることが明らかになりました。7月の非農業部門雇用者数は△18.7万人(予想△20.0万人、前月△18.5万人)の新規雇用を創出し、失業率は3.5%(予想3.6%、前月3.6%)に低下したと発表されました。1ヶ月あたりの雇用増加は2020年12月以来最低となりました。ちなみに2022年の雇用増加は月平均31万2000人でした。7月の賃金は、予想を上回って上昇していました。FRB(米連邦準備制度理事会)にとっては雇用の減速はインフレ抑制に向けて労働市場の冷却に努めているため、おそらく歓迎すべき兆候だと思います。しかし、賃金上昇は一部のFRB当局者に、さらなるインフレ圧力を抑えるために追加利上げが必要であるとのシグナルを送る可能性が高いとも言えるでしょう。
FTNT(フォーティネット:サイバーセキュリティ)は、決算で利益は市場予想を超えましたが、経営陣がマクロ的な不確実性により売上高が打撃を受けたとしたこと等で、決算発表後に株価が▼25.07%と暴落しました。
原油先物は$82.64(△1.34%)まで上昇しました。10年債利回りは4.060%(▼3.08%)下がりました。ドル円は141円台後半まで比較的大きく円高に振れました。
自分のポートフォリオは▼0.46%です。3種類のETFの構成銘柄でいずれもトップ比率となっているアップル株の影響が大きいですが、この程度で済みました。アップル個別株を持っていれば、顔がゆがんでしまったかもしれません。
週末ですので今週の株価の動きです。アップルの下落とアマゾンの上昇は目立ちますが、PYPL(ペイパル)が4日連続下落して▼15.18%/週です。Apple Payとの競合で見通しが厳しいとされています。
週間セクター別騰落率では、伸びたのはエネルギー(Energy)だけであり、特に大きく下落したのは公益事業(Utilities)と技術(Technology)でした。
8/7の経済指標発表は以下の通りです。株価の動きを大きく変える材料はなさそうです。
決算発表は以下の通りです。バークシャーハサウェイの決算発表は本日、土曜日となっています。
昨日は、天赦日、一粒万倍日が重なる吉日で、さらに大安という今年最強の開運日でした。羽生結弦さん、藤田ニコルさん、宮崎由加さんの結婚発表もありました。ぜひお幸せになっていただきたいと思います。私は、午前中にエアコン内部清掃をしてから、午後は東国三社巡り(鹿島神宮・息栖神社・香取神宮)をして、日頃の神様からのご加護に感謝してきました。最初に参拝した鹿島神宮に到着した際には車の外気温が40℃を示す状況だったこともあり、最高の吉日ですが参拝客は少なかったように思えました。
今週の株価は低迷していますけど、もともと8月は夏枯れすると言われており、インデックス長期投資されている方は、着実に持株数を少し安く増やせると思えば気にならないでしょう。それでは皆様、良い週末を明るく笑顔で元気に過ごしましょう。