昨夜の主要3指数の終値は、Dow30工業株は▼0.11%と下がったものの、ハイテク株が多いNASDAQは△1.56%と大きく反発し、S&P500は△0.69%と反発しました。中小企業株のRUSSEL2000は▼0.18%でした。8月に入ってからは金利上昇懸念により株価が低迷し、NASDAQは先週2%以上下落していた中での反発です。比較的、Dow30が株式市場を支えてきた形ですが、昨夜は売りが多く、後半に反発したものの先週末終値に届きませんでした。
セクター別当落率では、先端技術(Technology)が△1.92%の反発が目立ちましたが、一般消費材(Consumer Cyclical)も△1.19%と反発しました。経済の不確実性やFRBの金利政策を巡るムードの悪化にもかかわらず、多くの先端技術株が上昇しました。はっきりとした理由はわかりませんが、8/23引け後(日本時間8/24 AM5:00過ぎ)に公表される決算に、アナリストの強気予想が投資家に大きな期待を抱かせて、AI関連株が買われたと思われます。
短期米国債の利回りは小刻みながらもジリジリと上がってきています。
決算発表では、引け後にZM(ズームビデオコミュニケーションズ)が決算発表を行い、1株あたりの利益も売上もアナリストの予想を超えてきました。昨夜の終値は△1.48%でしたが、決算発表を受けてアフターマーケットで現在△3.78%と高騰しています。※本ブログでは時価総額$300億に限定して表示しているので、同社は表示対象外でした。
原油先物は▼0.48%と若干下がりましたが、10年債利回りは4.342%に達し、金融危機以来の水準となりました。ドル円はさらなる日米金利差拡大により円安方向に動いて、現在は146円台前半で取引が続いています。
自分の米ドル建ポートフォリオもおかげさまでトータルで△0.91%反発しました。先週は中華人民共和国の経済低迷などで悪いムードでしたが、少し目が覚めた感じです。
8/22の経済指標発表は以下の通りです。中古住宅市場の行方に注目が集まりそうです。
決算発表予定は以下の通りです。LOW(ロウズカンパニーズ:ホームセンター)の決算があります。
ソフトバンクグループ傘下の半導体設計会社、英アームは8/21、IPO(新規株式公開)をNASDAQ市場に申請し、ソフトバンクグループによる買収から7年を経て、財務状況が明らかになります。米国のIPOとしては今年最大規模になる見通しのようです。NASDAQ市場の起爆剤になるのでしょうか。
中華人民共和国の恒大集団の破綻では、地方政府の隠れ負債を資産するとなんと約1800兆円になるようです。昨夜は米国株投資家の目はAI関連に向いてましたが、これから中国経済の低迷がどこまで波及してくるのかは、リスクとして考えておかなければならないようです。
長いお盆休みを過ごされた方も、昨日から久しぶりに仕事をされたのではないでしょうか。今年は初夏からの猛暑が、お盆明けまで続いており、9月まで猛暑が続く予報も出ています。若い方も含めて知らず知らずのうちに身体に大きな負担がかかっているので、涼しくなってからの夏疲れが相当きついのではないかと医師が警告しています。健康な身体は最大の財産ですから、しっかり守りましょう。
今日は一粒万倍日です。今日も一日、良い種まきをしながら、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。