昨夜の終値はDow30は上昇したものの、NASDAQはアップル株の不振により下落というまちまちの動きでした。S&P500は下落、RUSSELL2000も下落しました。
セクター別騰落率では、公益事業(Utilities)が△1.02%上昇し、先端技術(Technology)と素材(Basic Materials)が1%を超える下落でした。
毎週木曜日に公表される失業保険の件数が、労働市場が緩和されて先週よりも増えると予想されていたものの、件数が減って再び労働市場の逼迫という結果でした。しかも、単位労働コストも前期比で上昇していたことから、FRBのさらなる利上げの理由につながると可能性を投資家が嫌い、技術開発に先行投資して有利子負債が多い傾向にあるハイテク系の株が売られました。
中華人民共和国政府が政府機関と国営企業でiPhoneの使用禁止をしたとのWSJ(ウォールストリートジャーナル)のすっぱ抜き報道をきっかけに9/6に株価が大きく下がりましたが、Bloomberg(ブルームバーグ)の報道により信ぴょう性が高くなりました。また、アップル社は、中華人民共和国への禁輸拡大に踏み切り、昨夜さらに下落しました。さらに華為技術(ファーウェイ)が超高速データ通信が可能な新型スマホ「Mate 60 Pro」を販売したこともアップルには逆風になりそうです。アップルはわずか2日で2000億ドルも時価総額が下落しました。しかしながら、中華人民共和国政府当局者に対するiPhone禁止措置によって影響を受けるのは50万台であり、今後1年間で中華人民共和国国内で販売されると予想されるのは4,500万台に対して1%あまりなので、影響はごくわずかであるとの見方もありますがiPhoneの利用禁止がさらに広がる可能性は否定できません。アップルにとって売上高の1/5は中国市場であり、世界中で販売されているiPhoneは中華人民共和国内各地で製造されています。
原油先物はやや下落、10年債利回りも低下しました。ドル円はやや円安方向にシフトしながらも147円台で推移しています。
自分のポートフォリオは▼0.45%です。VOO(S&P500)もQQQ(Nasdaq)も構成銘柄の筆頭がアップルなので、アップル株が回復するまで、がまんが続きそうです。
9/8の経済指標発表は以下の通りです。
先月末に、ESGU(米国ESG投資ETF)のリバランスのため売却し、譲渡益に恵まれました。米国では、配当金には10%、日本では20.315%(所得税15%と住民税5%、復興特別所得税0.315%)が課税されます。ところが、米国では譲渡益は非課税、日本では20.315%が課税されます。違いを感じながらも日本国民の義務ですから、しっかり納税させていただきました。
今日は己巳(つちのとみ)の日です。蛇をつかさどる弁財天様にお詣りするのが吉と言われています。台風接近で天気が荒れそうな地域の方は、「片付け」をすることで金運を呼び寄せるのも良いかもしれません。それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。