昨夜は主要3指数はそろって上昇しました。中小企業株価指標のRussell2000は大きく増えました。市場開始前に生産者物価指数や小売売上高、失業保険状況などの結果発表がありましたが、昨日の消費者物価指数発表後と同様に、大きな株価変動は見られませんでした。NASDAQは一時マイナスになりかけましたが、アーム社がNASDAQ市場に登場したことで反発しました。
セクター別騰落率をみると、下落したセクターは無く、素材(Basic Materials)が2%を超える躍進でした。ヘルスケアは上昇したもののわずかでした。
8月のPPI(生産者物価指数)は約1年ぶりに大幅な伸びとなりました。8月のガソリン価格は△20%と高騰し、ナフサ(航空機燃料)や軽油(トラックや鉄道用燃料)なども上昇たこともあり、エネルギーと輸送コスト上昇が全体を押し上げたようです。ロシアとサウジアラビアによる減産で原油価格が現在もなお上昇しているのは気になるところです。
8月の小売売上高は、衣料品や家電販売店などが上昇したものの、食料品店や百貨店などで前月から鈍化する兆しが見えています。今回の統計では、個人消費の底堅さが示されましたが、特にガソリンの価格上昇が痛手となりつつあることを示した。一部の消費者はクレジットカードや貯蓄の切り崩しに依存しており、緩やかに軟化しつつある雇用市場や学生ローンの返済再開は、この先支出が抑制されそうです。
失業保険の申請件数はアナリスト予想ほどではありませんでしたが、先週よりも増えて雇用の逼迫状況が緩和されたデータが示されました。
英国の半導体設計会社アーム(ARM)株は上場初日に大幅高となり、一時は新規株式公開(IPO)価格の51ドルを22%上回りました。ソフトバンクグループ傘下の同社は前日に、48億7000万ドル(約7180億円)を調達する今年最大のIPOを実施、時価総額は9.6兆円を超え、株式相場全体を押し上げ、ソフトバンクグループの孫会長は大成功でした。
QQQY(ゼロDTEオプション)という、投資家の視線を集めているオプション取引が、7兆4千億ドル(約1089兆円)規模のETF(上場投資信託)市場に登場しました。
VISA(▼2.55%)、MA(マスターカード▼0.71%)は、カード処理に加盟店が支払う手数料の値上げ計画をしていますが、議員が値上げ計画を撤回するよう求めたため、議員に反撃しているようです。
NFLX(ネットフリックス)は営業利益率に関して投資家の期待に沿っていないとして、株価は▼2.85%と下落しました。
マーケット終了後に決算発表したアドビシステムズ(昨夜の終値▼0.25%)ですが、第3四半期の利益も売上も市場予想を上回ったものの、今年通期の売上高見通しに懸念があることからアフターマーケットでさらに下がって現在は$548.7(▼0.66%)で取引が続いています。
ECB(欧州中央銀行)は10会合連続の利上げを実施しました。ラガルド総裁は金利を高水準のまま維持する可能性を示唆しましたが、金利がピークに達したかは明言を避けました。
原油先物は大幅に上昇してとうとう90ドル台に突入しました。90ドル台になったのは昨年10月以来です。10年債利回りは4.288%(△0.92%)に上昇、ドル円は方向感に乏しく現在は147円台半ばで取引が続いています。
自分のポートフォリオは0.85%です。アーム社はNasdaqに上場されましたので、QQQの銘柄にも上位に組み入れられると思いますので、間接的に投資することになります。今後のアーム社の発展にも期待したいです。
9/15の経済指標発表は以下の通りです。高い重要性のものはありませんが、ミシガン大学による9月のインフレ予測や消費者信頼感指数は今後を占うデータとして注目されます。ニューヨーク連銀の製造業景気指数も発表されますが、これまでもボラティリティが高いことで知られているので、そこに留意しながら結果を見ることになると思います。
「アレ」が現実のものになりました。阪神タイガースの関係者ならびにファンの皆様、おめでとうございます。これまで、阪神タイガースが優勝した年とその翌年は株高とされるので、投資家の期待がされています。その科学的根拠は私もわかりませんが、阪神タイガース優勝による経済効果は日本全体で969億円になるそうです。
今日9月15日は新月です。自分の感情をリセットするのが良いとされています。普段から多忙でストレスが多い方ほど、ちょっと距離を置いて、少しだけでも静かに過ごす時間を作るのが良いそうです。これは、日光二荒山神社神苑にある布袋様像の横に書かれていた書です。少しだけ静かに過ごす時間に役立てていただければと思い、掲載します。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。