Financial Independence, Retire Early
Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20230930】Investment Last Night

今月最後の市場となった昨夜の主要3指数の終値は、Dow30は▼0.47%下落、NASDAQは△0.14%上昇、S&P500は▼0.27%下落とまちまちな動きでした。中小企業指標のRUSSELL2000は▼0.51%でした。

セクター別騰落率で目立ったのは、エネルギー(Energy)と金融(Financial)の反落です。

8月のPCE(個人消費支出)価格指数は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが前年同月比△3.9%と、前月の△4.3%から減速し、2021年6月以降で初めて△4.0%を下回りました。基調的なインフレ圧力の軽減が示されたことで、FBB(米連邦準備理事会)が次回10/31-11/1の会合で、政策金利を据え置く理由となるデータとなりました。コアPCE価格指数は前月比で△0.1%上昇(予想△0.2%)で、伸びは7月の△0.2%から鈍化し、2020年11月以来の小ささでした。ただし、ガソリン価格の高騰により、PCE価格指数は前年同月比で△3.5%上昇となり、7月の△3.4%よりも拡大していました。CME FedWatchツールによりますと、本日の報道を受けて市場は現在、FRBが今年利上げしない確率を67.2%と織り込んでおり、1週間前の確率57.7%よりも高まりました。

ミシガン大学による9月の消費者信頼感指数(確報値)は68.1(予想67.7)と速報値の67.7から上方改定されました。8月の69.5からは低下していました。1年先のインフレ期待は3.2%でした。速報値の3.1%から上方修正されたものの、前月の3.5%からは低下していました。5年先の期待インフレ率確報値も2.8%と、速報値の2.7%から上方修正されましたが、前月は3.0%でしたので下がりました。FRBの高金利政策によるインフレ対策が功を奏した結果でした。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁(中立派、投票権あり)は、米金融当局の利上げは完了した可能性があると示唆しました。ただ、インフレ率を目標の2%に押し下げるため、当局は金利を「しばらくの間」高水準で維持するだろうと述べました。

UAW(全米自動車労組)のストライキは、F(フォード)とGM(ゼネラルモーターズ)で拡大してしまい、3週目に入りました。STLA(ステランティス)は追加のストライキは免れました。

ケビン・マッカーシー下院議長による、政府機関閉鎖を回避するための共和党単独の提案は、共和党議員21人が全民主党に加わって提案を否決する形で失敗してしまいました。最終投票は232対198でした。元議会予算局長官のダグ・ホルツ・イーキン氏は、政府閉鎖の可能性は100%だと予想している。

EIA(米エネルギー情報局)によると、米国内の原油生産は7月に日量1299.1万バレルに増加。2019年11月に1300万バレルでピークを付けて以来の高水準でした。増加分の大半はテキサスが占め、テキサス州バーミアン盆地での生産は過去最高の日量563万バレルとなりました。

米国債の利回りが急上昇する中で、投機筋による記録的な規模の先物契約が積みあがっており、その行末によっては2015年以降で最大の先物市場の混乱につながる可能性があるようです。

米リスク顧問会社クロールの幹部は過去2カ月間、中華人民共和国からの出国を禁止されているなど、外国企業が中国で事業を行う際に直面するリスクへの懸念が高まっている。共産党政府は今年、外国企業に対してますます厳しい姿勢をとっている。デューデリジェンス会社ミンツ・グループのオフィスを強制捜査し、米国のコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーのスタッフを尋問し、厳格な新しいデータ規則を導入した。

NKE(ナイキ)の株価が、第1四半期決算を受けて急騰し、終値は△6.68%でした。

原油先物価格は$90.89(▼0.89%)、10年債利回りは4.573%(▼0.52%)、ドル円はやや円安に動き149円台半ばに達しています。

自分の米ドル建ポートフォリオの終値は▼0.14%と大きな変化はありませんでした。

週末なので、1週間のS&P500銘柄の動向マップとセクター別騰落率を示します。政府閉鎖の懸念により、公益事業(Utilities)の低下が顕著でした。

9月の月間でみたマップとセクター別騰落率は以下の通りです。8月に続き、9月も冴えない株価の動きでした。原油価格高騰に支えられてエネルギー(Energy)だけが株価上昇という結果でした。

年初来の株価のマップとセクター別騰落率は以下の通りです。米国株投資を初めて間もない方はタメ息が出ている方もおられるかもしれませんが、年初以前から長く米国株投資を開始されていた方のほとんどは、この2か月間で含み益が少し減っただけと感じられているでしょう。

週明け10/2の経済指標発表は以下の通りです。ISM製造業購買担当者景気指数のほか、FRBのパウエル議長の発言には注目が集まりそうです。また、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁(タカ派、投票権あり)の談話が、利上げ強硬路線なのか否かも興味があるところです。

昨夜は満月の中秋の名月でした。皆様は、月の光を浴びて金運パワーを得ましたでしょうか。私は国営ひたち海浜公園(茨城県)で開催された「コキアライトアップ」に出かけ、満月とのコラボレーションを愛でることができました。

今日9/30は大安かつ一粒万倍日という吉日です。将来につながるような良い種まきをすると吉となります。10月は第2週から巨大企業の決算発表が始まります。高金利の中でも消費が続いているので、良い決算と年末に向けた株価反転に期待したいところです。

それでは皆様、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。











ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい
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