S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
Dow30は方向感がない動きでしたが引け間際に上昇して史上最高値を更新、NASDAQはプラスで2年ぶりに最高値を更新、S&P500は小幅ながらマイナスというまちまちな動きとなりました。Russell2000は下げました。
セクター別騰落率
先端技術(Technology)と一般消費材(Consumer Cyclical)がわずかに上昇したことでNASDAQをけん引しました。イリノイ州の送電網計画が否決されたことを受け、電力株2社が売られて公益事業(Utilities)が大幅安となりました。不動産(Real Estate)も売られました。
経済指標発表 結果
- ニューヨーク連銀製造業業況指数、12月はマイナス14.5に低下、プラス予想に反する(Investing.com)
- 米総合PMI、12月は5カ月ぶり高水準(Investing.com)
- アトランタ連銀のボスティック総裁(中立派、投票権なし)は、利下げは第3四半期に開始、2024年に2回を想定と発言(Investing.com)
- シカゴ連銀のグールズビー総裁(ハト派、投票権あり)は、焦点を物価から雇用に移す必要があると発言(REUTERS)
- ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、FRBが利下げについて語るのは時期尚早と述べ、マーケットで高まっている利下げ観測をけん制(REUTERS)
- FRB当局者、来年初めの利下げ議論を撤回(Bloomberg)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- ダーデン レストラン (DRI) は、会計年度第 2 四半期の EPS 予想を上回り、年間見通しを引き上げました。(Yahoo!Finance)。株価終値は▼0.37%
主な経済ニュース
- FRBシフトの影響で米国債30年利回りは4%に低下(Bloomberg)
- シティグループのミュニマーケット撤退でウォール街の撤退への懸念が広がる(Bloomberg)
- FRBの方針転換後、ドル高への期待を引き下げ、2020年以来最低水準に下落(Bloomberg)
- パウエル議長のターボチャージ(記者会見でFOMCで金利引き下げについても話し合ったと漏らしたこと)による米国金利の下落に投資家困惑(Bloomberg)
- ブラックロック、FRBの金利ピボットを受けて再び長期債を検討(Bloomberg)
- ヘッジファンド、史上最低の強気ポジションで原油に苦しむ(Bloomberg)
- 中華人民共和国政府および国営企業全体でiPhone禁止が加速(Bloomberg)
- Google がクラウド顧客向けに強化された生成 AI 機能「Gemini Pro」を提供(Bloomberg)※12/14のニュースを掲載漏れしていました。
主要指数の動き
- 原油先物は$71.89とわずかにプラス(△0.15%)
- 10年債利回りは3.928%まで下落(▼0.05%)
- ドル円は142円をはさんだ方向感がない動き
- 金先物と銀先物は下落
- ビットコインは一服(▼1.71%)
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.04%
NASDAQの恩恵を受けて若干ながらもプラスでした。
今週の動き
FOMCを受けて上昇した週でしたが、グーグルが下げたことで通信サービス(Communication Services)セクターだけマイナスでした。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
おわりに
FOMCの一週間が終わりました。誠実でポーカーフェイスができないパウエル議長のおかげで株価が思いのほか上昇しましたが、同時に急激な円高となり、日本の株式市場の下落を誘ってしまいました。米国株が史上最高値を更新したのに日本が株安になるのはなんとも皮肉なことですが、日本株だけでなく米国株にも分散投資されていた方にとってはショックが少なかったのではないかと思います。やはり分散投資は大切ですね。
それではみなさま、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。