S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
米国株式市場は3日ぶりに下落して終了しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え、この日発表の経済指標で示された雇用コスト上昇や消費者信頼感の低下が意識された(REUTERS)。頑固なインフレにより連邦準備理事会が金利を長期間維持せざるを得なくなるのではないかとの懸念から、株式市場は4月終盤に下落し、債券利回りは上昇した(Bloomberg)。
セクター別騰落率
上昇したセクターは一つもありませんでした。
経済指標発表 結果
- 雇用コスト指数、第1四半期1.2%上昇 予想上回る(REUTERS)。
- 住宅価格指数、2月は前月比1.2%上昇 1年10カ月ぶり大きさ(REUTERS)。
- 消費者信頼感指数、4月は97.0に低下 約1年半ぶり低水準(REUTERS)。
- 賃金圧力の兆候で米国の人件費が年間で最も上昇。第1・四半期雇用コスト指数は0.9%上昇後、1.2%上昇。シティのエコノミスト「これはFRBにとって挑戦的な内容だ」と語る(Bloomberg)。
- 財務省短期証券の干ばつでFRBのバランスシート引き締めの終焉が泥沼化するリスク(Bloomberg)。
- FRB会合(FOMC)は金利に関する懸念はなく、すべて将来についてのものである(Bloomberg)。
- 日本銀行が月曜日に円を支援するために5.5兆円の介入をしたことを示唆するも、当局者は円買いに介入したかどうかについては明言せず(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- アマゾン、AI需要の高まりにより好調なクラウド販売台数を報告。AWS の年間収益は 1,000 億ドルに達すると予測(Bloomberg)。
- アマゾン、次期、第2四半期の売上高見通しが予想下回る(REUTERS)。
- 【決算速報】イーライリリー・アンド・カンパニー(Investing.com)。
- コカ・コーラ、通期売上高見通し引き上げ 第1四半期は予想上回る(REUTERS)。
- 【決算速報】アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(Investing.com)。
- ゲーム用チップの需要低迷の中、AMDは生ぬるい見通しを発表(Bloomberg)。
- マクドナルド、四半期利益が2年ぶり予想割れ ガザ巡る不買運動響く(REUTERS)。
- ストライカーの利益は0.14ドル上回り、売上高は予想を上回った(Investing.com)。
- 【決算速報】イートン(Investing.com)。
- 【決算速報】スターバックス(Investing.com)。
- 【決算速報】ペイパル・ホールディングス(Investing.com)。
- 【決算速報】スリーエム・カンパニー(Investing.com)。
主な経済ニュース
- マスク氏、テスラEV充電チームを解散、顧客がテスラ・スーパーチャージャー・ネットワークを利用できるように新しいEVを装備する準備を進めている自動車メーカーを盲目にさせたと業界関係者やアナリストが述べた(REUTERS)。
- 極端な債券市場ショート、タカ派パウエルのピボットに賭ける。ヘッジファンドとCTAはFRB会合を前に弱気ポジションを構築。アウト・ザ・マネーの長期賭けから見える米国債の大幅下落(Bloomberg)。
- DEAがマリファナを再分類する予定との報道でポット在庫が急増(Bloomberg)。
- 米国のIPO市場の回復にプライベート・エクイティはほとんど関与していない(Bloomberg)。
- プエルトリコの公共事業債保有者がより多額の破産支払いを求める(Bloomberg)。
- ユーロ圏は景気後退からの脱却を加速するも、インフレは停滞していることが判明(Bloomberg)。
- 日本の工場生産高、パンデミック以来最低の四半期を記録。四半期ごとの鉱工業生産の減少は2020年以来最大(Bloomberg)。
- 中華人民共和国の工場の活動は持ちこたえ、回復の兆しは確実にある。PMIの連続的な拡大は1年以上ぶり(Bloomberg)。
- IMF(国際通貨基金)は、中華人民共和国とインドの見通しの上方修正の可能性を示唆し、今年のアジアの成長予測を引き上げた(Bloomberg)。
- UAWが工場の労働組合化を推進中、メルセデスが米国リーダーに代わる(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$81.55まで下落(▼1.31%)
- 10年債利回りは4.686%(△1.56%)まで上昇、5年債利回りとの間で逆イールド状態。
- ドル円は円安方向に進み、157円台後半で取引継続中。
- VIX指数はやや上昇
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落
- ビットコインは下落
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼1.46%
昨日のブログで紹介した「全株式取引の1/3は取引終了直前10分前に行われている(Bloomberg)」を実感した動きでした。
今月の動き
4月を通した1か月間のヒートマップとセクター別騰落率は以下の通りです。3月末までは好調でしたが、今月は冴えなかったですね。
経済指標発表予定
パウエル議長の発言(FOMC記者会見)でどのような動きになるのでしょうか。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
日本は米国より一足早く5月になりました。米国株でよく言われる “Sell in May, and go away,don’t come back until St Leger day.” 「5月に手仕舞いして相場から撤退して、9月の第2土曜日まで戻ってくるな」というアノマリーがあります。理論的根拠があるわけではありませんが、統計を取るとその傾向が無いとも言えない状況のようです。ところが今年は4月の動きが冴えませんでした。5月は挽回となりますでしょうか?私は、長期的に米国株が上昇すると期待して、売却予定はありませんので、5月の定期積立日が株安円高となるのでむしろ歓迎しています。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ