S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
消費者物価指数が予想を下回ったことを受け、S&P500とNASDAQは3日連続で過去最高値を更新して取引を終えたが、FRB(米連邦準備理事会)が今年の利下げは1回のみと予想したため、指数は終値でこの日の高値から下落した(REUTERS)。連邦準備制度理事会(FRB)がより保守的な見通しを示した後も、2024年に少なくとも2回金利が下がるとのウォール街の予想をほとんど変えなかったため、株価は新たな史上最高値を更新した。(Bloomberg)。
セクター別騰落率
先端技術(Technology)が最も上昇しました。一方で生活必需品(Consumer Defensive)が最も下落したものの1%未満と小幅でした。
経済指標発表 結果
- 米労働省が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年比3.3%上昇した。エコノミストは前月と同じ3.4%上昇と予想していた。しかし伸びは依然としてFRB(米連邦準備理事会)の目標である2%を上回り、労働市場が底堅く推移する中、FRBが9月前に利下げに動く可能性は低いとみられる(REUTERS)。
- 連邦準備制度理事会(FRB)は金利を据え置き、インフレの進展にもかかわらず2024年の利下げは1回のみと予想(REUTERS)。
- FOMC声明全文の日本語版はこちら(REUTERS)(Bloomberg)。
- ウォール街の利下げの夢はFRBが据え置きを続けるため待たなければならない。政策立案者は2024年に1回の削減を予想しているが、2025年には4回の削減を予想している(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- ブロードコム、売上高は予想を上回り、利益は予想を上回る結果に(Investing.com)。
主な経済ニュース
- 利下げ期待で不動産株が急騰(Bloomberg)。
- 国債はFRBの発表で上昇幅縮小、トレーダーは2024年の利下げを巡り意見が分かれる。市場は依然として2回の0.25ポイントの利下げを支持しているが、FRBは1回の利下げを予想している(Bloomberg)。
- 米国の財政赤字は借入コストの高騰により前年比で拡大。米国の赤字は3,470億ドル拡大し、2023年5月から5%増加。米財務省、今年これまでの財政赤字は1.2兆ドルに達すると発表(Bloomberg)。
- OPEC+は2024年に石油生産量を増やす可能性は低いとエネルギー・アスペクツが指摘(Bloomberg)。
- OpenAI、年間収益が2倍の34億ドルに(Bloomberg)。
- 米国、ロシアへの制裁を拡大、中国経由で送られるチップを標的に(REUTERS)。
- がん患者が裁判所にジョンソンエンドジョンソン(JNJ)タルクの破産阻止を求める(REUTERS)。
- イーロン・マスク氏が元スペースX社員から嫌がらせで訴えられる。カリフォルニア州の訴訟では、CEOが性的な写真や屈辱的なコメントを投稿し、声を上げた従業員を解雇することを選んだと主張(Bloomberg)。
- EU、中華人民共和国からのEV輸入に最大48%の関税を課す(Bloomberg)。
- テスラ、中華人民共和国から輸入される電気自動車への関税引き下げをEUに要求(Bloomberg)。
- EV化先進国ノルウェーは中華人民共和国の電気自動車への関税でEUに追随しない(Bloomberg)。
- ソニー・ピクチャーズがアラモ・ドラフトハウス・シアターチェーンを買収(Bloomberg)。
- 香港のポップスターが支援するeスポーツ企業NIPグループが米国でのIPOを申請(Bloomberg)。
- 日本銀行は今週の政策会合で国債購入額の削減を検討すると広く予想されており、投資家は来月の金利引き上げの見通しに関するシグナルにも警戒している(Bloomberg)。
主要指数の動き
- リスク志向が米国の原油在庫増加を上回り、原油価格が上昇。WTIは4ヶ月ぶりの安値から反発し、1バレル78ドルを突破(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.295%まで下がる。5年債利回りは4.302%で逆イールド状態
- ドル円は円高に振れたが戻して156円台後半で取引継続中
- VIX(恐怖)指数は12.04まで下がる
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇
- ビットコインは一旦上昇したが戻して取引継続中
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.85%
FOMCを順調に消化しました。万一に備えて一昨日に指値を入れていましたが、完全な空振りに終わりました。
経済指標発表予定
失業保険件数と生産者物価指数が注目されます。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
FOMCで年内に最低一回は利下げされるとの見込みが公表され、投資家にとって待ち遠しかった利下げが近くなってきました。日米金利差が小さくなるので円高となるかもしれませんが、通貨の世界標準は米ドルです。普段の生活が日本円なので日本円で自分の資産を評価しがちですが、円の価値が変動することも考えなければなりませんね。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ