S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
市場の指標であるエヌビディアが前日の上昇から後退したことから、S&P500種株価指数とナスダックは20日、下落して取引を終えた。投資家は最近の経済データや連邦準備制度理事会(FRB)当局者のコメントを評価し、今年の利下げの時期を見極めようとしている(REUTERS)。S&P500 は複数の証券会社が予想していた年末目標の5,500を一時上回ったが、その後勢いを失った。ただし、通常、市場の過剰膨張を示唆するテクニカル基準は依然として上回っている。強気相場を牽引してきた高騰するハイテク企業は圧力にさらされ、ナスダック 100 は7 日続伸した後、下落した。大型株では、エヌビディアとアップルが下落を主導した。ダウ工業株 30 種平均はアウトパフォームした(Bloomberg)。
セクター別騰落率
原油高によりエネルギー(Energy)が買われ、エヌビディアなどの下落で先端技術(Technology)が売られました。
経済指標発表 結果
- 米国の労働市場、住宅データは経済の減速を示唆(REUTERS)。
- 米国の新規失業保険申請件数は先週、10か月ぶりの高水準に留まった。申請件数は238,000件で、前期より5,000件減少した(Bloomberg)。
- シカゴ連銀のグールズビー総裁が、5月のようなインフレ報告がさらにあればFRBは利下げできると発言(Bloomberg)。
- 英国市場は利下げ期待と選挙の話題で活気を取り戻す(REUTERS)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- アクセンチュア株は第3四半期の業績報告でホールド評価を維持(Investing.com)。
主な経済ニュース
- ウォール街の5.5兆ドルのトリプルウィッチングが市場の平静を試す。オプション取引プラットフォーム「スポットガンマ」の推計によると、いわゆる「トリプルウィッチング」により、指数、株式、上場投資信託に連動したオプション約5.5兆ドル相当が消滅する。契約が消滅すると、投資家はポジションを調整し、個々の保有株を揺るがすほどの取引量の増加につながる。(Bloomberg)。
- エヌビディア、3%減でマイクロソフトに首位の座を明け渡す(REUTERS)。
- デル、スーパーマイクロの株価はイーロン・マスクのxAI向け「AIファクトリー」の報道で急騰。サーバーを提供するスーパーマイクロもシェアを伸ばした(Bloomberg)。
- 住宅不足がアメリカンドリームを危険にさらす(Bloomberg)。
- SEC(証券取引委員会)の3企業のAIウォッチング(機械学習)を偽って伝えていると非難。取り締まりは、訴訟件数が急増する兆し(Bloomberg)。
- 米国の大手銀行はノンバンクからの波及リスクの増大に直面している。ノンバンクが長期融資や信用枠を求めるため、銀行への流動性需要が高まる。(REUTERS)。
- マクドナルドの5ドルバリューセットがファストフードの価格戦争を激化させる(Bloomberg)。
- アナリストはナイキ株が20%下落すると予測、株価は「高すぎる」。アナリストの75ドルの目標価格は株価が20%以上下落することを示唆している(Bloomberg)。
- ユナイテッド航空のエアバスSE A320型機、エンジン部品が脱落して引き返し。負傷者はなし(Bloomberg)。
- SpaceXの需要が通信機器メーカー、フィルトロニックの利益予測を押し上げる(Bloomberg)。
- 米国、2023年に為替操作はないと判断、日本を監視リストに追加(REUTERS)(Bloomberg)。
- すでにT+1(株価決定後、1営業日で決済)を導入しているアメリカが、英国に株式取引の決済にかかる時間を半分に短縮する期限を設定し、それを遵守すべきと要請。英国は必死に急ぐ必要はないとしていたため。欧州連合EUはT+2からT+1への移行は「いつ」の問題であり、「行われるかどうか」の問題ではないと述べている。カナダとメキシコも先月からT+1に移行済み。日本は2019年7月にT+3からT+2に移行して現在に至る(REUTERS)。
- スティフェル氏、S&Pが「マニア」で6,000まで上昇しその後急落する可能性も。過去の市場熱狂を参考にすれば、 S &P500指数は今年さらに10%近く上昇する可能性がある。しかし、以前の「バブル」エピソードと同様に、今回のバブルも最終的にははじけるはずだと同社のチーフ株式ストラテジストは語る(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$82.34まで高騰
- 10年債利回りは4.254%まで上昇、5年債利回りが4.266%まで上昇して逆イールド状態が続く
- ドル円が円安方向に大きく動いて158円台後半で159円に迫る勢い
- VIX(恐怖)指数は13.28まで上昇
- 金先物価格は△1.08%、銀先物価格は△4.01%と、ともに急騰
- ビットコインは若干上昇
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.34%
連日上昇していましたが、久しぶりに一服です。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
東京都知事選が昨日告示されました。史上最多の56人が立候補して、ポスター掲示板の枠が不足するという問題が浮上しているようです。また、公平を期するため政見放送は一人6分間を減じないため5時間半以上になるようです。前回はコロナ禍で投票率が55%でしたが、今回はどうなるでしょうか。猛暑の中での選挙戦なので、候補者はもちろん、関係者や演説時の聴衆の方々も熱中症への対策を十分にしていただきたいと思います。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ