S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
ダウ平均株価は月曜日に1カ月ぶりの高値まで上昇しましたが、ナスダックは投資家が連邦準備制度理事会(FRB)の今年の利下げに賭けてAI関連株から手を引き、一部の出遅れ銘柄をポートフォリオに加えたことで1%以上下落しました(REUTERS)。エヌビディア社の株価が約4300億ドル急落したことで、強気相場を牽引してきた業界の上昇が一服する時期が来たとの憶測が広がり、株価は勢いを失いました。NVIDIAの売りは調整の閾値である10%を超えて13%に拡大したことで、他のテクノロジー株が打撃を受けました(Bloomberg)。
セクター別騰落率
エネルギー(Energy)が買われて2%を超える上昇、公益事業(Utilities)、生活必需品(Consumer Defensive)、金融(Financial)も1%を超える上昇でした。一方で先端技術(Technology)は2%近い下落でした。
経済指標発表 結果
- サンフランシスコ連邦準備銀行のメアリー・デイリー総裁は、米国の労働市場は転換点に近づいており、さらなる減速は失業率の上昇を意味する可能性があると警告した(Bloomberg)。
- シカゴ連銀のグールズビー総裁は、インフレデータの沈静化を歓迎するとともに、政策が経済を過度に圧迫していないかについて考え始めるのが適切かもしれないと述べた(REUTERS)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
主な経済ニュース
- 米大手金融機関は、今週行われる連邦準備理事会(FRB)の金融健全性審査で、新たな混乱を乗り切るのに十分な資本があることを示すとみられるが、経済や規制の不確実性から、投資家への配当については慎重な姿勢を取る見通し(REUTERS)。
- RBCキャピタルのカルバシナ氏、米国株に魅力を感じない理由を語りました。株式市場は「少し先走っている」(Bloomberg)。
- ヘッジファンド、米国ガソリン価格に5年ぶりに弱気(Bloomberg)。
- AIによる株式熱に乗ったデイトレーダーにとって、これは毎週2桁の利益をもたらす、他に類を見ない大儲けの賭けとなっている。しかし今、レバレッジをかけたETFに記録的な額の資金をつぎ込んだ後、エヌビディア社の約4000億ドルの資産が失われたことで、一群の個人投資家が大きな損失に直面している(Bloomberg)。
- リリーの大ヒット減量・糖尿病治療薬は、肥満患者の閉塞性睡眠時無呼吸の重症度を軽減したことが明らかになり、睡眠時無呼吸関連株の売りを促進(Bloomberg)。
- オラクル、TikTok禁止は収益と利益に打撃を与えると警告。TikTokはオラクルの最大のクラウド顧客の1つとみられる(Bloomberg)。
- 自動車販売業者、ソニック・オートモーティブ社とペンスキー・オートモーティブ・グループが、サイバー攻撃による経済的打撃の可能性を投資家に警告(Bloomberg)。
- 欧州中央銀行のデイリー連銀総裁が労働市場リスクを警告、転換点が近づいていると発言(Bloomberg)。
- 欧州航空機メーカーのエアバスは、根深いサプライチェーンの問題により、引き続き重要な部品が入手できず、ジェット機の需要が記録的な水準にある時期に、同社にとって打撃となるため、今年の利益と航空機納入目標を引き下げた(Bloomberg)。
- 香港ファストファッション小売業者のSheinは6月初旬にロンドン上場を申請(REUTERS)。
- 中華人民共和国がEUとの交渉開始に伴いEV関税(最大38.1%)計画の撤廃を要求(REUTERS)。
- 中華人民共和国は、EV課税阻止を目論み、ドイツ高級自動車メーカー(メルセデスベンツとBMW)に25%の関税を課す可能性に優遇措置を検討(Bloomberg)。
- 日本のインフレ指標が加速して日銀の利上げを支持する結果に。電気料金の急騰による価格上昇(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は上昇を続けて$81.66に。ロシアとの緊張とドル安が支えとなり原油価格が上昇している(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.248%まで下がったものの5年債利回り4.271%に対して逆イールド状態が続く
- ドル円は160円の壁を乗り越えられず小幅な動き。日本が口頭警告を強めるも円は圧力を受けている。神田財務長官は、日本は必要であれば通貨に関して行動を起こす用意があると発言している(Bloomberg)。
- 金先物価格は上昇、銀先物価格は下落でまちまち
- ビットコインは大幅下落。対ドルで$60,000、対円で1,000万円を割り込む。ビットコインファンド、ETF承認後2週間で最大の流出を記録(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.35%
QQQ(NASDAQ追随型ETF)の反落がありましたが、特に売買なく静観でした。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
東京都知事選が先週に告示されて選挙運動期間に突入されていますが、本来の政策論議とは違ったところで多くの話題が出ていまして、急に時代が変わったように思います。時代が急速に流れているので、今までのやり方に固執する「前例がないから認めない」というお役所の基本的な考え方も変えていかないと、日本は世界からますます取り残されると危惧しています。とはいえ、東京都を良くしてくれる方に知事になっていただければと、隣県から期待したいと思います。それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ