S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
投機筋らが世界最大の経済の減速の兆候よりも、連邦準備制度理事会(FRB )の利下げの見通しに注目し、今週は史上最高値で終了しました。取引量が少なかった祝日明けのセッションで、S&P500は今年34回目の最高値を更新しました。失業率が2021年以来の高水準に達し、米国の雇用が鈍化したことを示すデータ発表直後の紆余曲折を経て、株価は反発して、国債利回りは急落しました。スワップ市場では、11月から始まる2024年の2回のFRB利下げがほぼ確実と予想されており、ウォール街では9月の利下げを巡る賭けが高まっているようです(Bloomberg)。
セクター別騰落率
通信サービス(Communication Services)が最も伸び、生活必需品(Consumer Defensive)が続きました。逆にエネルギー(Energy)が最も下げました。
経済指標発表 結果
- ニューヨーク連銀のウィリアムズ連銀総裁、インフレ抑制は進展しているもののまだ終わっていないと発言。インフレ率を2%の目標まで下げるにはFRBはまだやるべきことがある(Bloomberg)。
- 米国の労働市場は失業率が4.1%に上昇し勢いを失っている。6月の非農業部門雇用者数は206,000人増加した。5月の雇用者数増加は27万2000人から21万8000人に大幅に下方修正された。失業率は4.0%から4.1%に上昇し、平均時給は0.3%増加で予想通り、前年比3.9%増(REUTERS)。
- 米インフレは緩和、雇用市場はパンデミック前の状況とFRB報告書(REUTERS)。
- ニューヨーク連銀のウィリアムズ連銀総裁、インフレ抑制は進展しているもののまだ終わっていないと発言。インフレ率を2%の目標まで下げるにはFRBはまだやるべきことがある(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
主な経済ニュース
- 世界株価は上昇、雇用統計で米利回りは低下、英国労働力人口は大幅減少(REUTERS)。
- 債券市場が米国選挙に再び注目、2024年の上昇期待に支障(REUTERS)。
- 高値のS&P500は政治的ストレスに悩まされることなく前進。当初のトランプ勝利予想後、国債利回りとドルは下落と見ている。バイデン氏の6月27日の悲惨なパフォーマンスを受けてトランプ氏の大統領復帰は財政政策の緩和を告げるものとの見方が高まり、当初は急上昇した10年国債利回りは上昇分を帳消しにした。ドルも同様に5月以来初の週の下落となった(Bloomberg)。
- ウォール街は最近の下落後ドルが回復すると見ている。米国の経済指標が弱く、ドル指数は2024年の高値から後退。選挙リスクとインフレ見通しでドルは再び上昇する可能性(Bloomberg)。
- エヌビディア、株価上昇後に評価懸念で稀な格下げ(Bloomberg)。
- アルファベット傘下のウェイモ社のロボタクシー導入は自動運転車にとって画期的な出来事。ウェイモは、ライバルの一部が苦戦する中、サンフランシスコの誰もが利用できる自動運転タクシーを実現しようとしている(Bloomberg)。
- アマゾンが中華人民共和国の電子商取引の新興企業TEMUに対抗するため、同社のバーゲン戦略を真似る(Bloomberg)。
- 欧州中央銀行のラガルド総裁が、EU復興基金が成長に影響を与え始めていると発言(Bloomberg)。
- エヌビディアのAIチップ供給は「大きなボトルネック」、EUのベステアー氏が警告(Bloomberg)。
- テスラ社が中華人民共和国で現地生産した自動車が省政府の調達リストに掲載される。共産党員が初めて公用として購入できるように(Bloomberg)。
- 百度(バイドゥ)がErnie を4.0 Turboにアップグレード、価格をさらに引き下げ(Bloomberg)。
- スターマー政権下の英国、G7最速の成長を目指す(Bloomberg)。
- ドイツの工業生産高は回復に苦戦し予想外に低下(Bloomberg)。
- 欧州の格安航空会社株はピークシーズンの上昇に失敗。エールフランス-KLM、ノルウェー航空、夏の利益に打撃(Bloomberg)。
- ゼレンスキー氏、ウクライナがアゼルバイジャン産ガスのEUへの輸送を協議中と発言。
戦争にもかかわらず、ロシアの天然ガスは依然として同国のパイプラインを通って流れている(Bloomberg)。 - ビットコインは売却懸念が続く中、2月以来の安値に下落(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$83.28と高値圏の中で少し反落。
- 10年債利回りは4.272%まで低下。
- ドル円はやや円高へ動き160円台後半
- VIX(恐怖)指数は若干上昇して12.48に
- 金先物価格と銀先物価格はそろって大幅上昇。米雇用統計の落ち込みを受け、金は5月以来の高値を記録(Bloomberg)。
- ビットコインは下落。閉鎖された日本の仮想通貨取引所マウントゴックスのトークンが売り込まれる可能性や、同仮想通貨の急騰後にレバレッジをかけた投資家によるさらなる売りを懸念している。世界最大の仮想通貨の価格は、この日最大8%下落し、2月下旬以来の最安値の53,523ドルとなった。直近の取引価格は56,565ドルで、この日3%以上下落した(REUTERS)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.60%
今週の動き
マグニフィセント7の躍進が目立った週でした。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありませんが、下記の通り来週後半から決算発表が始まりますので、株価上昇の期待がありそうです(REUTERS)。
おわりに
独立記念日の休場と重ねて、ブログを休んで温泉に行ってきました。pH1.13で日本で最も強酸性と言われる「新玉川温泉(秋田県)」、pH1.8の強酸性に硫黄が加わった「蔵王温泉(山形県)」、どちらも皮膚がピリピリします。入浴だけで800キロカロリー消化するそうですが、何度も入浴したら元気になったような気がします。日本に生まれて良かったなと思いました。7月に入っても好調な米国株市場です。ほったらかし投資なので、レジャーを楽しんでいる最中にも資産が増えているのは幸せです。
今日は新月、8日月曜日は一粒万倍日です。それでは、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ