S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
明日の引け後に発表されるエヌビディアの四半期決算と、週後半に発表が見込まれる金利引き下げの道筋に関する手掛かりとなる可能性のある経済指標を前に、主要3指数は小幅な上昇で引けました。Dow30は2日連続で終値の最高値を更新しました(REUTERS)。投資家は強気相場の原動力となっている人工知能への熱狂がさらに続く余地があるかどうかの手がかりを求めて、エヌビディア社の決算発表を待っています。投資家たちはこのAIの寵児が少なくともウォール街の高い予想に沿う業績を上げるかどうかを見極める準備をしている(Bloomberg)。
セクター別騰落率
1%を超える動きをみせたセクターはありませんでしたが、先端技術(Technology)が最も上昇、エネルギー(Energy)が最も下落しました。
経済指標発表 結果
- 6月の住宅価格は前月比で下落。住宅ローン金利の上昇で住宅購入が控えられ、住宅供給が需要を上回ったため(REUTERS)。
- 8月の消費者信頼感指数は、経済見通しに対する楽観論から6か月ぶりの高水準に達したものの、労働市場への不安が高まる(REUTERS)。
- シカゴ連銀とニューヨーク連銀のFRB理事会メンバーは、7月中に中央銀行の公定歩合を0.25%引き下げることに賛成票を投じたことが、27日に公表された議事録で明らかになった(REUTERS)(Bloomberg)。
主な決算発表結果
- 高級百貨店ノードストロームの第2四半期の収益はセールイベントの好調で増加、株価は急上昇(REUTERS)。
主な経済ニュース
- 明日のエヌビディアの決算発表により、同社の株価は過去最高の3000億ドルの変動に見舞われる可能性がオプションで示唆される(REUTERS)。
- 米大統領選挙を前に債務増額ラッシュで地方債のバーゲンが急増(Bloomberg)。
- S&Pの選挙週オプションは大幅な下落の可能性が高まっていることを示唆(Bloomberg)。
- 中華人民共和国のハッカーがスタートアップ経由で米国のインターネット企業に侵入しているとルーメンが発表。Volt Typhoonマルウェアが米国企業4社に侵入。米国は中華人民共和国関連のグループがインフラを標的にしていると非難(Bloomberg)。
- セレブラス・システムズは、AI開発者が同社の特大チップにアクセスしてアプリケーションを実行できるようにするツールを発表した。同社によれば、業界標準のエヌビディアよりもはるかに安価なオプションだという。セレブラスは株式公開を目指しており、今月、証券取引委員会に非公開の目論見書を提出したと同社は発表しています(REUTERS)。
- メタ、AIへの転換で拡張現実スタジオを閉鎖(Bloomberg)。
- インテルの取締役、半導体メーカーの復活計画をめぐる意見の相違で辞任(REUTERS)。
- ウォルマート、中古時計やコレクターズアイテムをマーケットプレイスに追加してアマゾンに対抗(Bloomberg)。
- 米当局、デルタ航空の整備工場の従業員2人の死亡を調査へ(REUTERS)。
- クローガーは牛乳と卵の価格をインフレ以上に値上げしたと合併裁判官に告げられる(Bloomberg)。
- 農業地帯全体の天候悪化により作物の状態が悪化し、穀物先物価格が上昇(Bloomberg)。
- 台風シャンシャン(台風10号)は水曜日に西日本を襲い、強風、高潮、洪水による被害と損失は100億ドルに達する見込み(Bloomberg)。
- パイロット不足が日本の観光客6000万人目標を脅かす。観光客の急増で、2030年までにさらに1,000人のパイロットが必要だが、JAL、ANAは外国人材の雇用に消極的(Bloomberg)。
- 世界のコールセンターの中心地フィリピンはAI熱と恐怖にとらわれている(Bloomberg)。
- イタリアの高級自動車メーカーのフェラーリが記録破りの利益をさらに伸ばす見込み、モルガン・スタンレーが予測。株価は過去最高値の急騰。「強いブランド忠誠心」と中華人民共和国へのエクスポージャー(高リスク資産の割合)の低さが報われたためとみられている(Bloomberg)。
- セールスフォースの結果は、ソフトウェア株のAI投資の重要な試金石となる。同社の株価は成長鈍化を予想した後、前四半期に急落した。ソフトウェア株は2024年に他のテクノロジーセクターを下回るパフォーマンスを示した(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$75台まで約2%下落。
- 10年債利回りは3.833%に上昇。
- ドル円は円高方向で143円台後半で取引継続中。
- VIX(恐怖)指数は15程度で推移。
- 金先物価格と銀先物価格はともにわずかながらも上昇。ドル安で金が上昇、市場はFRBのさらなる指針を待つ(REUTERS)。
- ビットコインは下落して6.2万ドルを割り込んで取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.07%
嵐の前の静けさなのでしょうか?
経済指標発表予定
主な決算発表予定
エヌビディアの決算が引け後に予定されています。
おわりに
今日28日は甲子(きのえね)と一粒万倍日が重なる吉日です。甲子は、十干と十二支のそれぞれ最初である「甲」と「子」が合わせる縁起が良いとされています。今年でオープン100周年を迎える甲子園球場も、1924年(大正13年)が甲子だったことで命名されたそうです。このような吉日にNVIDIAの決算発表されますが、その内容が世界中のAIと半導体株を左右すると言われています。同社の創業者のジェンスン・ファン氏はご存じの通り台湾系アメリカ人で、台湾にも干支の風習があります。さて、いかがとなりますでしょうか。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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