S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
米株式市場は、労働市場データや連邦準備理事会(FRB)当局者の利下げの根拠を強める発言を受け、不安定な取引のなか小幅安で引けました(REUTERS)。ドル円は約1.66円と急激な円高が進み、143円台後半で取引が続いています。
セクター別騰落率
公益事業(Utilities)が上昇し、エネルギー(Energy)が下落したのが大きな動きでした。
経済指標発表 結果
- 労働市場の緩和で米国の求人数は3年半ぶりの低水準。労働省が水曜日に発表した求人・労働力移動調査(JOLTS)報告書によると、予想以上に求人数が減ったため、7月は失業者1人当たりの求人数が1.07となった。これは2021年5月以来の最低(Bloomberg)で、6月の1.16から減少した。求人対失業者比率は2022年に2.0をわずかに上回る水準でピークを迎えた。労働市場の勢いが失われていることを示唆したが、この減少だけでは、連邦準備理事会(FRB)が今月0.5%ポイントの利下げを行う根拠にはならないだろう(REUTERS)。
- 連邦準備制度理事会のベージュブック(地域別経済調査)は米国の経済活動の停滞と衰退を示しています。「雇用主は需要と不透明な経済見通しへの懸念から、採用に慎重になり、従業員の拡大を控えている」と報告書は指摘しました。経済活動が横ばいまたは減少していると報告した地区の数は、前期の 5 地区からここ数週間で 9 地区に増加しました。3 地区では経済活動が拡大しました。ただし、調査担当者は概して、今後数か月間は経済活動が安定または多少改善すると予想しています(Bloomberg)。
主な決算発表結果
- コパート、2024年度第4四半期の業績を発表(Investing.com)。
- ヒューレットパッカード(HPE)、AIサーバー事業の利益率が期待外れに(Bloomberg)。
主な経済ニュース
- バイデン大統領が、日本製鉄のUSスチール買収を阻止すると発言。これに対し、USスチールは水曜日、日本企業との契約締結に失敗すれば米国の組合員数千人の雇用が危険にさらされると警告し、製鉄所の一部を閉鎖し、政治的に重要なペンシルベニア州から本社を移転する可能性を示唆(REUTERS)。
- ジョンソン・エンド・ジョンソン、タルク和解案に11億ドルを追加。同社の和解案に長年反対してきた議員たちを説得し、タルク和解案に賛成する票を1万2000票以上確保したと発表(REUTERS)。
- エヌビディアの株価急落で、大手テック企業の市場への影響に注目が集まる(REUTERS)。
- エヌビディア、司法省の捜査で「召喚状は出ていない」と主張(Bloomberg)。
- インテルの製造事業は2027年に「意味のある」収益を上げるだろうとCFOが語る(REUTERS)。
- ハリス大統領候補はバイデン大統領よりも低いキャピタルゲイン税の引き上げを提案(REUTERS)。
- 金利オプションでは、今月のFRBの0.5ポイント利下げへの賭けが増加中(Bloomberg)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は1バレルあたり1ドル以上下落して、70ドルの大台を切って$68台に(REUTERS)。
- 10年債利回りは3.768%まで下降。
- VIX(恐怖)指数は20台で。
- 金先物価格と銀先物価格はともにわずかに上昇。
- ビットコインはわずかに下落。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.10%
AGGが2年ぶりに$100を超えて株価と逆方向に作用して、ボラティリティを抑えてプラスとなり、続落から逃れることができました。
経済指標発表予定
今夜も重要性が高い指標が複数発表されます。
主な決算発表予定
おわりに
昨日は日経平均の終値が1,600円を超える下落で、ザラ場では37,000円を切る場面もありました。8月に入った途端に米国株の反落を受けて日本株は暴落したのは記憶に新しいところです。米国株は日本株よりもボラティリティが高いのでハイリスクという考え方は、もう過去のことになったような気がします。米国株だけでなく、日本株に投資する場合でも余裕資金の範囲内で行うことが重要ですね。それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ