本来であれば昨日の新嘗祭に参拝したかったのですが、天候が悪かったのでやむなく1日ずらして栃木県の大平山神社(おおひらさんじんじゃ)に参拝してきました。
太平山神社は天長4(827)年、淳和天皇親筆の額を賜り、創建されたと伝えられています。武門をはじめ多くの人から信仰を集めました。また、元治元(1864)年に筑波山で挙兵した水戸藩内外の尊王攘夷派(天狗党)によって起こされた一連の争乱の舞台になった場所としても知られています。
戦国時代の頃、関東平定を競い対立した越後の上杉謙信と、小田原の北条氏康は永禄11(1568)年に和議を結びました。その後、上杉謙信は大平山に上り、兵馬の訓練を行い、大平山の上から南の関東平野を見渡し、あまりに広さに目を見張ったをいう故事から「謙信平」という地名が生まれました。その謙信平からの眺めは本当にすごいです。
眼下に広がる広い関東平野のはるか先に、東京スカイツリーと都心の高層ビル群が遠方に見えます。写真を拡大しないとわかりにくいですけど。
この方角には富士山が見えています。わかりにくいのでズームしてみました。
栃木県から富士山が見える日は少ないそうです。なんという幸運に恵まれたのでしょう。
謙信平には紅葉があり、絶景と紅葉をみながらお団子やお茶を楽しむことができます。
紅葉と富士山を同時に撮影してみました。