巳の日は金運アップにつながる日と言われるので、南房総に出かけてお詣りしてきました。国土交通省の「日本風景街道」に登録されている「南房総・花海街道」が、令和2、3年度の関東優秀活動賞(美しい国土景観の形成部門)を受賞したことが報じられたのは1月21日(土)です。今回は、日帰りで南房総の神仏施設を5か所巡ってきました。
那古寺(なこじ)・那古観音(なこかんのん)
千葉県館山市の市街地よりも北側にあり、境内から東京湾を一望できるパワースポットです。那古寺は真言宗の古刹で、千手観世音菩薩を本尊としてお祀りされております。詳しくは、公式WEBページに詳しく紹介されている通りです。巳の日には弁天様にお詣りするのが大吉なので、境内にある「閼伽井(あかい)」の近くの弁財天様にもお詣りしました。
安房神社(あわじんじゃ)
金運パワースポットとして全国から参拝者が来られるという安房神社に参拝いたしました。過去に何度もお詣りさせていただいていますが、2023年になってからは初めてです。上の写真は上の宮のご本殿前にある拝殿で、鉄筋コンクリート造の立派な建物です。他の金運パワースポット、例えば白山にある金劔宮、富士山にある新屋山神社・奥宮は、自然の力が強いところに建っている神社で「他力本願で金運をつける」に近いものです。これに対して安房神社は、産業が発展すればその地域が潤い、そこに住む人々が豊かになる、という「自力本願で金運をつける」ことと説いた神様が祀られています。
【上の宮・ご祭神】
- 天太玉命(アメノフトダマノミコト:日本産業総祖神)
- 天比理刀咩命(アメノヒリトメノミコト)天太玉命の奥様
- 忌部五部神(インベイツトモノオオカミ)朝廷の品部
- 櫛明玉命(クシアカルタマノミコト)出雲(島根県)忌部の祖 装飾・美術の神
- 天日鷲命(アメノヒワシノミコト)阿波(徳島県)忌部の祖 紡績業・製紙業の神
- 彦狭知命(ヒコサシリノミコト)紀伊(和歌山県)忌部の祖 林業・建築業・武器製造業の神
- 手置帆負命(タオキホオイノミコト)讃岐(香川県)忌部の祖 林業・建築業・武器製造業の神
- 天目一箇命(アメノマヒトツノミコト)筑紫(福岡県)・伊勢(三重県)忌部の祖 金属鉱業の神
パワースポットとして忘れてはならないのは下の宮です。
【下の宮・ご祭神】
- 天富命(アメノトミノミコト):開拓の神
- 天忍日命(アメノオシヒノミコト):天太玉命の兄弟神
これはご神木の槙です。大木からはパワーが溢れんばかりに湧き出ているような気がします。
話は変わりますが、我が家の神棚には三種類の神札をお祀りしています。
- 天照皇大神宮
- 香取大神宮
- 安房神社
天照皇大神宮と香取大神宮の神札は1月17日の初詣の機会に入れ替えましたが、本日は安房神社の神札を入れ替えました。
真野寺・真野大黒(まのじ・まのだいこく)
真野寺(真野大黒)は、千葉県南房総市久保にある神亀2年(725年)に開創された真言宗智山派のお寺です。
- 関東八十八ヵ所霊場 五十七番札所
- 安房国札三十四ヶ所観音霊場 二十五番札所
古くから商売繁盛、金運上昇の朝日開運大黒天として、多くの方が参詣に訪れているそうなので、私も金運上昇にあやかるためにお詣りいたしました。
お堂の正面に、全国でも珍しい覆面をつけた千手観音立像が祀られ、右手には大黒天様が祀られています。堂内撮影は失礼と思いますので遠慮しました。ご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
また、境内には七福神堂がありました。中央には弁財天様が鎮座されていましたので、巳の日なので吉につながればと思います。堂内撮影禁止なので、ご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
うさぎと布袋様が描かれた大変縁起が良い、新年の特別御朱印は残念ながら終了しておりました。2月からは大黒天様の特別御朱印が出るとのことなので、次の機会にいただければと思いました。
国吉神社と出雲大社
国吉神社(くによしじんじゃ)出雲大社(いずもおおやしろ)
真野寺からは、上総一ノ宮の玉前神社にカーナビ行先をセットしたのですが、自分は外房の海岸通りを走ると思っていましたが、いすみ市の山中の抜け道を案内されました。その途中で目立った国吉神社と出雲大社の看板を見つけたので、立ち寄ってお詣りいたしました。きっと神様が呼んで下さったものと思います。帰宅してから調べたのですが、いすみのダブルパワースポットでもあり、鉄道ファンのディーゼル車マニアに愛されているいすみ鉄道の沿線にある観光地としても知られているようです。写真からもわかりますように、大変清掃が行き届いている「きれいな神社」という印象でした。ここの出雲大社は島根県の出雲大社から明治24年に分祀された由緒正しい神社であり、「一礼、四拍手、一礼」という参拝方法は島根県の出雲大社と同じでした。他にも、明治21年に分祀された神奈川県秦野市にある出雲大社相模分祀、とともに関東では2社ならんだ出雲大社分祀だそうです。ちなみに、常陸国出雲大社(茨城県笠間市)は、平成4年に出雲大社分祀として創設され、島根県にある神楽殿よりも大きな注連縄は有名になりましたが、平成26年には名称を常陸国出雲大社(ひたちのくにいずもたいしゃ)と改称し、出雲大社教との包括関係が廃止され、単立神社としての立場が尊重されています。
上総一ノ宮 玉前神社(たまさきじんじゃ)
上総一ノ宮は九十九里浜の最南端に位置し、2021年に開催された東京オリンピックのサーフィン会場として世界に知られるようになりました。その上総の國の一ノ宮の玉前神社にお詣りしていたしました。ご祭神は神武天皇の母上にあたる玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。社殿は黒漆塗りの権現造りという珍しい建築様式です。貞享4(1687)年に造営され、建築様式は大唐破風・流れ入母屋権現造りで、銅板葺きです。正面に高砂の彫刻があり、日光東照宮の眠り猫で有名な左甚五郎の作と言われています。到着したのが16:00だったこともあり、参拝客はまばらでした。
日帰りドライブで結構走りました。ちなみに東京駅から東海道本線で豊橋駅までが293.6kmです。この日は、日本の持株も上がっておりましたし、夜の米国株の持株も上昇しました。さっそくの御利益がありました。今後も末永くご利益をいただくためにも、神社仏閣へのお礼参りを欠かさないようにしていきたいと思っております。