彦根城は1607年または1604年に工事が始まり、約20年間かけて完成した城で、城主は井伊家だけです。大老まで昇進して桜田門外の変で暗殺された井伊直弼が、井伊家では最も栄華を極めたようで、戦国の世でもないのに井伊直弼の甲冑は、こんな立派なものだったようで、他の井伊家の甲冑に比べてひときわ目立つものです。彦根城に入る前に「彦根城博物館」を訪れた際、一番目立つ展示物でした。
博物館を出ると、いよいよ天守閣に向けて歩きます。表門橋横の入場ゲートを入ると、いきなりこの石段「表門山道」が現れます。4泊5日ドライブの最終日でもあり、けっこうキツかったです。
天守閣に向かう途中にある「天秤櫓」。しっかりした木造ですが、脚部は鉄筋コンクリートでした。長い時代にわたって保存していかなければならないので、目をつぶらなければなりませんね。
本丸まで上がると、ひこにゃんと天守閣との記念撮影スポットです。
天守閣の見学は、靴を脱いで行きます。入城するといきなり現れる急階段です。日常利用には大変でしょうけど、敵から攻められた時を考えてこのような急階段にして、刀や槍が梁に当たるように頭上空間も低くしていると思われます。体が大きい私も、リュックを背負ってビニール袋に入れた自分の靴を手に持つと、一番しんどいところです。
天守閣に上がると360度の眺望が開けます。窓には亀甲金網が施されているので、レンズが大きい一眼レフカメラで撮影が難しいとぼやいている人がいましたが、スマホはレンズが小さいので、亀甲穴にレンズを合わせて撮影できちゃいました。琵琶湖がきれいに見えるところを撮影できました。
天守閣の見学後、西の丸広場から黒門橋におりる「黒門山道」を下ります。表門山道に比べて急坂で、裏口という感じがします。かなり急なので足元注意でした。
黒門橋を渡って、楽々園と玄宮園を見学しました。楽々園からも天守閣を望めます。
こちらは玄宮園から天守閣を望んだものです。
今回、二の丸駐車場に自動車を止めて、彦根城、彦根城博物館、玄宮園のセット券を購入して一周し、見学時間は約2時間でした。現存天守のお城の中では彦根城は小さい方と思っていましたが、良い意味で意外に時間がかかりました。それだけ見どころが多いということなのですね。この日は、琵琶湖のホテルから千葉の自宅まで直行するつもりでしたが、立ち寄って良かったです。
千葉までのロングドライブに備えて、見学後に餃子の王将でニンニク激増し餃子を夫婦でいただきました。自分たちは気づかないものの、車内はかなり悪臭がしていたと思います。