自動車のいろいろなところに発生する静電気を除去すると走りが変わるそうです。
トヨタ自動車では、自動車のボディに発生する静電気を、導電性アルミテープ(裏の糊も導電性があるもの)を貼って除去できるという特許を取得しています。これは、ニュースでも取り上げられて、車好きの人たちは「オカルトチューニング」と呼んでいるそうです。
タイヤにも静電気が溜まるので、それを放電することにしました。ブリジストン社製の一部のタイヤには導電スリットが入って放電させる機能がついていますが、私の車のタイヤはミシュラン製のスタッドレスタイヤ(X-ICE3PLUS 225/45R18)で、導電スリットはありません。
何か良い品物はないかと探していたところ、NGCジャパン社が製造する「空中放電ナット」をAmazonで見つけました。
でも、本当に静電気が除去できるのか?静電気が除去できたらどんな効果があるのか?そんな品物に \7,040/4本というお値段は高いのではないか?夏タイヤとスタッドレスタイヤに装着すると2セット必要だしなぁと、購入の決意に至りませんでした。
ところが、使用目的が異なるものの、同じ材質ステンレスで、形状が酷似しており、しかも圧倒的に安価なものもAmazonで購入できると知り、2点の品物を取り寄せました。10個ずつなので、夏タイヤと冬タイヤの両方に装着しても2個余りますし、支払総額は送料込みで\1,500以下で済みました。(サイズは内径8mm、M8です)
- バルブキャップを外す。
- ゴムOリングを入れる。
- 歯付きワッシャーを、奥が広がる向きに入れる。
- 外したバルブキャップを戻して占める。
歯付きワッシャーを表が広がる向きに入れてしまうと、バルブキャップの開け閉めの時に指を怪我するので注意して下さいね。4本のタイヤすべてに装着しても5分とかかりませんでした。
違いを実感したのは以下の通りでした。
- スタッドレスタイヤ特有の、うるさいロードノイズが激減
- 段差を乗り越えた時のショックが少ない(悪路でも乗り心地が良い)
- 平坦な道路では、絨毯の上を走っているようなソフトな感じ
- タイヤグリップが強くなり、加速時、ブレーキ時、カーブでの安定感がすごい
- アクセルを離した後の惰性走行が伸びる(転がり抵抗が少ない)
- 下り坂でスピードが出る(転がり抵抗が少ない)
助手席の家内も、駐車場で走り出してすぐ、乗り心地が良くなったと言っていました。
ネット上では燃費が良くなったというレポートを散見できますが、自分の場合は燃費向上にはなりませんでした。アクセルを踏んだ時の加速感が気持ち良くなったので、アクセルを必要以上に踏んでしまったからかもしれません。
結論としては、効果あり です。
まもなく、スタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えます。夏タイヤもコンチネンタル製で導電スリットはありませんので、ぜひ付けてみようと思います。