11月のCPI(消費者物価指数)の発表前から株式先物がジリジリと上げ、インフレ率が7.1%に緩和され、予想よりも高金利政策の効果が出ている結果が発表された直後に、大きく上昇しました。しかしながら、FRBの会合での0.5%の利上げは、前回のCPIの発表後から予想値が変わっていませんし、パウエル議長がその可能性が非常に高いと示唆したため、投資家の熱気は落ち着きを取り戻したと思える推移でした。また、FRBでは物価上昇に対して人件費がどこまで上がっているかも重視していることには注意しなければなりません。
バイデン大統領はCPI報告を受け、インフレ率は鈍化しており、状況は正しい方向に向かっていると言明しました。なすべきことはまだ残っているとしつつも、来年末までに物価が正常な水準に戻ることに期待を表明いたしました。バイデン大統領は「インフレを正常な水準に戻すには時間がかかる」とし、「より安定的な成長への移行に伴い、停滞に直面する可能性もある。何事も当たり前と考えるべきではない」と述べました。その上で、経済成長を阻害せずに物価の上昇を抑制し、労働市場の弾力性を維持しながらインフレを低下させることが目標と強調した。
TSLA(テスラ)がまた大きく下げました。イーロンマスク氏が新会社の改革に時間を割いていることで投資家が離れていることに加え、中華人民共和国内の上海工場で生産される電気自動車の需要が減少している可能性があるという報告に悩まされているようです。
原油先物は$75.62(△3.35%)、10年債利回りは3.51%(▼3.05%)に下がりました。ドル円は2円ほど円高に大きく振れて、現在は135円台で推移しています。
自分のポートフォリオは△0.56%でした。CPI発表後に先物が上昇したこととFOMC発表の前日でもありますので、「見守る」に徹しました。
今夜は、FOMCによる上記経済イベントが予定されています。政策金利だけでなく、今後の経済見通し、およびパウエル議長の記者会見にも注目が集まるでしょう。また、これから多くのアナリストがFRBが高金利政策が続ける期間、最大金利、いつから金利を下げるかについて述べていくでしょう。また、景気後退についてもFRBの成果によりあまり酷くならず、経済成長が大きく阻害されないと予測をするアナリストも出てきました。あくまでも個人的な感想ですが、株価については来年前半もがまんが続きそうですが、来年後半には明るさが見えてくるのではないかと思えてきました。期待を持ちながら米国株投資を続けたいと思います。将来に明るさが見えない時をようやく脱したのでしょうか。
それでは今日も、明るく元気に過ごしましょう。