主要3指数はそろって続伸しました。中小企業指標のRussell2000は△1.12%と主要3指数を上回る上昇でした。

セクター別騰落率では公益事業(Utilities)が△1.55%と最も上昇し、1%を超えて上昇したのは一般消費材(Consumer Cyclical)、素材(Basic Materials)、生活必需品(Consumer Defensive)で、全てのセクターで上昇となりました。

アトランタ連銀のボスティック総裁(中立派、投票権なし)は、これまでFRB(連邦準備制度委員会)の利上げが景気を減速させインフレを押し下げているにもかかわらず、景気後退が来ることはないとの見方を示しました。さらに、高すぎるインフレをFRBの目標である2%に戻すために「実際にはこれ以上利上げする必要はないと思う」と述べました。

FRBのウォラー理事(タカ派、投票権あり)は、米金融当局はインフレ率を目標の2%に戻すことを決意していると講演で述べましたが、金融市場の現在の状況や今後の金融政策については言及しませんでした。

ここ数日、長期金利が高値付近にとどまっている中でイスラエル・ハマス紛争でさらに債券が買われたことから、FRBの歴史的な利上げサイクルに終焉が訪れるとみる向きがあるようです。また、金利上昇はFRBの金利政策だけでなくアメリカ政府赤字の増加が原因との疑いがあります。FRBが利上げを終了する可能性が高いとの期待から、米国債利回りは1日としては年間最大の下落を記録し、株価上昇につながりました。

PEP(ペプシコ)は好決算を発表し、売上見通しを引き上げたことで株価は△1.88%に上昇しました。これが飲料業界に普及してKO(コカ・コーラ)株価も△2.17%と上昇しました。

NFLX(ネットフリックス)は、広告担当社長ジェレミ・ゴーマン氏の後任にスタジオ幹部のエイミー・ラインハルト氏が就任すると発表した後、株価が▼3.27%下落しました。
不動産業界団体は、住宅市場のさらなる不安定化を防ぐため、FRBに対して高金利政策を抑制するよう求めています。MBA(住宅ローン銀行協会)、NAR(全米不動産業者協会)、NAHB(全米住宅建設業者協会)は、FRBに対してさらなる利上げは検討していないと表明するよう求めました。また、住宅金融市場が安定するまでは、モーゲージ担保証券のさらなる売却を控えるとしています。

原油先物は$85.79(▼0.68%)とわずかながら下落しました。10年債利回りは4.655%(▼2.96%)と大きな下落でした。ドル円は148円台半ばで取引が続いています。

自分の米ドル建ポートフォリオは△0.52%でした。QQQがわずかながら50日平均(50-DMA)を超えてきました。今後も順調に伸びてほしいと思います。

10/11の経済指標発表は以下の通りです。FRBが重視している指標の一つであるPPI(生産者物価指数)の発表が予定されています。FRBのインフレ政策で最も重視しているCPI(消費者物価指数)は、PPIと数カ月ほど位相が遅れると言われていますので、10/12のCPIのみならず数カ月先のCPIの傾向が現れているという視点で見ておきたいです。

今日は寅の日という吉日です。寅は一日のうちに千里を走って、また戻ってくることから、寅の日に使ったお金は戻ってくると言われています。旅行に出かけるのも無事に戻れるので吉です。寅を司っている毘沙門天様にお詣りするのも金運上昇に良いそうです。

それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。











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Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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