S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
水曜日にFRBが50bps利下げへの期待が高まる中、景気敏感株への資金流入が続きました。S&P500指数は小幅上昇にとどまりましたが、大半の銘柄は上昇しました。同指数の均等加重版(ターゲット社とマイクロソフト社に同等の影響力を与える)は、上昇が拡大するとの期待から、0.7%上昇して過去最高値を付けました。(Bloomberg)。
セクター別騰落率
エネルギー(Energy)と金融(Financial)が1%を超えて上昇しました。最も下落したセクターは先端技術(Technology)でした。
経済指標発表 結果
主な決算発表結果
該当銘柄はありません。
主な経済ニュース
- 連邦準備制度理事会、ソフトランディングの危機に瀕する米国経済の束縛を解き放つ準備。中央銀行による初の利下げは水曜日に行われると広く予想されているが、投資家は発表直後に何が起こるかにより注目している(Bloomberg)。
- 民主党上院議員3人が、FRBに75bpsの利下げを要求。「委員会は労働市場への潜在的リスクを軽減するために、前もってより積極的に利下げを実施することを検討しなければならない」とパウエル議長に書簡を送った(Bloomberg)。
- ラスベガス・ネバタ州(50州の中で最も高い失業率5.4%)で起きていることは、FRBの「ソフトランディング」が有望であることを示している。州内の200以上のカジノで自由に使える収入を使おうとする客が着実に訪れているせいか、建設業界の雇用が最近急増しているせいか、「経済は好調で、客足は伸び、利益は伸び、成長は伸びている」(REUTERS)。
- アナリストがiPhone 16の需要低下を警告、アップル株が下落。TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、先週金曜日に始まった同機種の予約販売台数は推定3,700万台に達しているが、昨年のiPhone 15発売時より約13%減少。iPhone 16のProモデルへの関心が、重要なセールスポイントであったApple Intelligence(アップル社独自の人工知能)が発売と同時に使えないことが、予想より低かったことが原因だとクオ氏は述べている。(Bloomberg)。
- アマゾンCEO、肥大化する中でチームをスリム化することを誓い、在宅勤務を終了(Bloomberg)。
- ボーイング、ストライキ4日目で雇用を凍結、一時解雇を検討(REUTERS)。アナリストによると、ストライキによりボーイングは1日当たり1億ドル以上の収益を失う可能性がある(REUTERS)。
- ジョンソンエンドジョンソン社は、オレゴン州で2億6000万ドルのタルク判決を覆し、新たな裁判を開くという同社の申し立てを認めた(REUTERS)。
- 大手石油会社のエクソンモービルとシェブロンが勝訴。サンフランシスコの裁判所は、米国消費者訴訟(2020年3月にトランプ前大統領、ロシア、サウジアラビアと共謀して原油生産を削減してガソリン価格を高騰させたと訴えた控訴)を却下して、24人の消費者は政治問題と外国の石油生産政策に関係するため集団訴訟を起こすことはできないと述べた(REUTERS)。
- 家庭用の食品保存用の樹脂製容器を1世紀にわたり象徴していたタッパーウェア・ブランドが破産申請を計画。需要の減少と負債負担の苦闘を受けて計画。同社は6月に米国唯一の工場を閉鎖し、従業員を解雇した(Bloomberg)。
- インテル、アマゾン向けにカスタムAIチップを製造してドイツ工場の稼働を延期。インテルがアマゾンとの契約締結と効率化計画を発表して、年初来58%低下していた株価が一時8%を超えて急騰(Bloomberg)。
- インテル、国防総省チップ法案に基づく30億ドルの助成金を承認。米国は軍事用チップ計画に総額35億ドルを割り当てた(Bloomberg)。
- インテルは2022年にSONYのゲーム機プレイステーション6のチップ契約をAMD(アドバンスドマイクロ)に奪われ、300億ドルの収益を生む可能性を失った(REUTERS)。
- ゴールドマン・サックス社のトレーディング・デスクは、AI株の下落時に買い時だと語る。「AIについては悲観論が多すぎる」と同社のムラド氏。AI企業の収益が今後12か月で倍増すると予測(Bloomberg)。
- ビスタとブラックストーンがスマートシート買収で80億ドルの取引に近づいていると情報筋が語る(REUTERS)。
- 連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが世界市場にとって重要な理由。その影響は米国内にとどまらず、はるかに超えて世界に広がる(REUTERS)。
- 中華人民共和国のEV革命は貧しい地方都市を置き去りにしている。上海や深センのような裕福な都市が電気自動車の普及を先導している一方で、他の地域での普及はガソリン車を捨て去ることがいかに難しいかを示している(Bloomberg)。
- 中華人民共和国が、米国の規制強化にもかかわらず半導体製造装置の進歩を主張(Bloomberg)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は$70.46まで上昇。
- 10年債利回りは3.621%まで低下。
- VIX(恐怖)指数は17台。
- 金先物価格は史上最高値を更新後にわずかに下落、銀先物価格はわずかに上昇して、まちまちな動き。
- ビットコインは一時5.7万ドル台まで下落して現在は5.8万ドルで取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.25%
FOMCを前に、じり高な推移でした。
経済指標発表予定
小売業の売上高が報告されます。
主な決算発表予定
該当銘柄はありません。
おわりに
iPhone16の発売を待って13日(金)21:00の時報を待って申し込みました。Apple Intelligenceが稼働することに期待が寄せられていますが、製品到着と同時に利用できるのではなく、英語版は年内、日本語版は来年以降で時期が明記されていません。人工知能AI(Artificial Intelligence)とひっかけてアップル社独自のAI(Apple Intelligence)と名付けているのは、なんともおしゃれな感じがします。世界中のビッグデータから学習して回答するのが前者のAIで、Chat GPTやGeminiが該当しますが、後者のAIはiPhoneのユーザーの個人データ内から学習して、個人に最適な回答をするようですから、同社の基本方針である「プライバシー重視」に特化しているようです。おもしろい使い方ができればと期待しています。
今日は一粒万倍日です。将来に向けた良い種まきをすることを心がけて、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ