S&P500 ヒートマップ(高解像度)
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主要3指数とドル円の動き
- 米国株は午後の取引で堅調に上昇し、主要3指数はそろって過去最高値を更新しました。セールスフォースの好業績を受けてハイテク株が上昇し、また連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の発言を受けて株価指数も上昇した(REUTERS)。
- ドル・円は151円23銭まで上昇後、150円00銭まで下落し、引けた。日銀の追加利上げ見送り観測が強まったほか、韓国情勢の安定でウォン円絡みで円売りが優勢となった。その後、米11月ADP雇用統計が10月から伸びが予想以上に鈍化したほか、米11月サービス業PMI改定値や11月ISM非製造業景況指数が予想以上に悪化したため金利低下に伴いドル売りに転じた。パウエルFRB議長の発言や米地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて利下げペース減速の思惑にドル売りが後退した(Investing.com)。
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セクター別騰落率
先端技術(Technology)が最も上昇しました。一方でエネルギー(Energy)が最も下落しました。
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経済指標発表 結果
- 米国のサービス部門の活動は、ここ数カ月大幅な伸びを記録した後、11月は鈍化したが、第4四半期の堅調な経済成長と一致する水準を上回った(REUTERS)。
- 米経済はここ数週間わずかに成長したとFRBの調査(ベージュブック)で判明(REUTERS)。連銀ベージュブックは、企業が需要見通しに自信を持っていることを示している(Bloomberg)。
- 米国小規模企業の賃金上昇が過去2年間で最も加速。従業員20人未満の企業の給与は同月、年率4.2%増加した。これは10月の3.9%から上昇し、2022年初頭以来の最大の増加となった(Bloomberg)。
- パウエル議長、FRBはもう少し慎重になる余裕があると発言。米経済は9月に利下げを開始した当初の予想よりも力強いと述べ、今後の利下げペースを緩めることに支持を示唆(REUTERS)。
- パウエルFRB議長、トランプ政権との良好な関係を期待(Bloomberg)。
- パウエル議長の発言要旨(日本語版)(REUTERS)。
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主な決算発表結果
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主な経済ニュース
- トランプ次期大統領、SEC長官にポール・アトキンス氏を指名。企業寄りの保守派で、証券取引委員会の現委員長よりも緩やかな規制アプローチを取る可能性が高い(WSJ)。
- メタ、ルイジアナのデータセンターに100億ドルを投資(REUTERS)。
- GM、中華人民共和国の事業で50億ドル以上の費用負担へ(REUTERS)。
- フットロッカーは、靴の需要が低迷する中、店舗でナイキの新スタイルを強調する(REUTERS)。
- シティグループ、8カ国の従業員向けに人工知能ツールを導入(REUTERS)。
- 防衛企業アンドゥリルがOpenAIと提携し、国家安全保障ミッションにAIを活用(REUTERS)。
- チポトレ・メキシカン・グリル、原材料費上昇でメニュー価格を約2%値上げ。 乳製品、牛肉、アボカドなどの主要な原材料は今年値上がりしており、消費者が外食を減らして自宅での安価な食事を好む環境下で、レストラン経営者の利益を圧迫している(REUTERS)。
- ブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII)は水曜日、米株が過去最高値で取引されているにもかかわらず、AIの導入拡大でセクターを超えた購入機会が生まれていることから、米株の「オーバーウェイト」をさらに引き上げたと発表した。世界最大の資産運用会社の調査・分析部門であるBIIは、2025年の見通しノートの中で、地政学的分断の拡大、AIへの巨額支出、低炭素への移行により、米国ではインフレ圧力が持続すると予測(REUTERS)。
- ブラックロックのボイヴァン氏、米国債よりも世界の債券が好まれると発言(Bloomberg)。
- 不動産会社プロプリアム・キャピタル・パートナーズが売却を検討(Bloomberg)。
- ペトロブラス(石油生産企業)、会長退任の報道で株価下落(Bloomberg)。
- 新日鉄はUSスチールの買収にコミット、12月に完了を目指すと幹部が語る(REUTERS)。
- フランス政府崩壊でマクロンの壮大な計画は崩壊(Bloomberg)。
- 仏エアバス、防衛・宇宙部門で2,000人の人員削減、当初の計画を抑制(REUTERS)。
- 韓国ウォンは水曜日、尹錫悦大統領が戒厳令宣言を急遽撤回したことを受けて反発し、新興国通貨の中で最も急激な上昇を記録した(Bloomberg)。
地政学的リスク
- フランスのバルニエ政権、不信任投票で敗北。緊縮型予算に野党が反発して内閣総辞職へ(REUTERS)。
- ユナイテッドヘルスの幹部がマンハッタンのミッドタウンにあるホテルの外で射殺される(REUTERS)。
- レバノンのヒズボラはイスラエルの打撃にもかかわらず長期的な再建を目指していると米国情報機関が発表(REUTERS)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は下落して終値は68.79ドルへ。OPEC+会合を前にトレーダーは需要に注目(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.180%に低下(-0.043%)。
- VIX(恐怖)指数は12-13ポイント台で推移。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは上昇して9.8万ドル台で取引継続中。
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自分の米ドル建ポートフォリオ △0.63%
しっかりと上昇してくれました。
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経済指標発表予定
週次の失業保険関連が労働市場の動向として注目されるでしょう。
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主な決算発表予定
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おわりに
TVや新聞などのオールドメディアが、嘘偽りは報道しないものの、自分たちの主張に即した記事を大きく報道し、主張に反する記事を報道しないという「報道しない自由」がネットで話題になっています。スポンサーの広告収入に依存する新聞や民放だけでなく、広く視聴料を徴収して運営しているNHKもその傾向が見られます。経済面でも103万円の壁をめぐっては、日本経済新聞やテレビ東京が財務省の意向に沿った「税収不足の懸念」を強調した報道に偏っているように思えます。今日の日本経済新聞では米国フォードモーターの新車販売台数でEV売上が好調(日経)と報道していますが、Bloombergでは、フォードもGMも中華人民共和国EVメーカーに押されつつあるとしています。日本にEVを普及させたいという意向が反映された日経記事ではないかと疑ってしまいました。私が毎朝ブログを書いている時間帯にTV放映されているテレ東モーニングサテライトも、朝から洗脳されないようにと自分に言い聞かせながら聞き流しています。私のブログでも、日本経済新聞の記事(しかも有料)はめったに参照しないことにしています。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ