S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- S&P 500は、NVIDIAの見通しがAIへの楽観論を刺激できなかったため下落(REU)。Dow30は一旦上昇したものの、引けにかけて下落。S&P 500 は急落、NVIDIA の急落は 7% 超に(▼8.48%)(BLO)。
- ドル・円は149円35銭まで弱含んだのち、150円16銭まで上昇し、引けた。米先週分新規失業保険申請件数が前週から予想以上に増加したためドル売りが優勢となった。同時に米10-12月期GDP価格指数改定値が予想外に上方修正されたほか、トランプ米大統領が対メキシコ、カナダの関税や対中の追加関税を来週発動すると再表明したためインフレ懸念に長期金利上昇に伴うドル買いが再開した(INV)。

セクター別騰落率
エヌビディアの影響で先端技術(Technology)セクター全体が下落したのが顕著でした。

経済指標発表 結果
- 米国経済は第4四半期に減速。商務省は第4四半期の国内総生産(GDP)第2次推計を発表し、7~9月期に3.1%のペースで成長が加速した後、第4四半期は年率2.3%の成長となったと発表(REU)。
- 卵の価格から住宅価格まで、米国のインフレは再び上昇中(BLO)。
- 米国の週間失業保険申請件数が5か月ぶりに増加、天候が原因(REU)。
- 米国の1月の住宅販売保留件数が過去最低に落ち込む。住宅ローン金利と住宅価格の上昇で購入希望者の購入能力が低下したため(REU)。
- カンザスシティ連銀のジェフ・シュミット総裁は、インフレ期待の高まりと経済成長への懸念について警告を発し、米中央銀行が近いうちにその両方(スタグフレーション)に直面する可能性があると警告。スタグフレーションとは、成長が鈍化する一方でインフレが高止まりする状況を指す。(BLO)。

主な決算発表結果
- デル(DELL)、売上高は予想を下回り、利益は予想を上回る結果に(INV)。
- オートデスク、売上高は予想を上回り、利益は予想を上回る結果に。アフターマーケットで5%程度の株価上昇(INV)。
- HP、中国関税と部品コストで利益減を予想(BLO)。

主な経済ニュース
- 投資家がオフィス債に殺到し、ニューヨークのオフィスビルが復活(BLO)。
- 米労働者はAIによる生産性向上を実感、FRBの調査で判明。平均すると、労働者は生成型AIを使用する1時間ごとに生産性が33%向上すると指摘(BLO)。
- トランプ大統領、フェンタニルをめぐりメキシコとカナダに3月4日に関税、中華人民共和国には10%の追加関税を課すと宣言(REU)。
- エヌビディアの見通しは明るいが、再び売りを呼ぶ(REU)。
- アマゾン、秋に新しいAlexaデバイスを発表予定とCEOが語る(BLO)。
- OpenAI、より良い文章作成とコーディングを目指したGPT-4.5モデルをリリース(BLO)。
- マイクロソフト、生成AIガードレールを回避するツールの背後にいるハッカーを暴露(BLO)。
- トランプ大統領が対外援助を大幅に削減、USAID職員が本部に別れを告げる(REU)。
- バイデン政権時代の重要な薬価法の擁護に取り組んで、医薬品価格引下げを実行していた政府弁護士少なくとも3人が、今月、政府機関全体での大量削減により解雇(BLO)。
- カナダで米国製品不買へ。「カナダ製品を買って、アメリカはさようなら」(BLO)。
- スターバックスよりも大きな中華人民共和国のバブルティーチェーンMixue Groupが80億ドルの財産を生み出す(BLO)。
地政学的リスク
- トランプ大統領、ウクライナの安全保障保証を求める英国スターマー首相の嘆願をかわす(REU)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は上昇して終値は70.12ドル
- 10年債利回りは上昇して4.285%(+0.036%)
- VIX(恐怖)指数は18-20ポイントで推移
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落。
- ビットコインは下落して、8.3万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.68%
月末のリバランスを行いました。ロシアとウクライナの停戦予想によりGLD(金地金価格ETF)を手仕舞しました。その資金を株価急落に備えてドル現金(外貨建MMF)を増やすとともに、AGG(米国総合債券ETF)とVIG(米国増配株式ETF)をポートフォリオに追加しました。
経済指標発表予定

主な決算発表予定
3月3日まで該当銘柄はありません。
おわりに
エヌビディアは好決算だったにもかかわらず、投資家の勝手な期待には沿わなかったということでしょう。私は米国の個別株には手を出さない方針ですが、VOO(S&P500追随ETF)にも大きな影響を与えてしまって、間接的に含み益が減っています。来週は月次積立日となるので、買う株数が増えると前向きに考えることにします。
今日は2月の最終日です。明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ