S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって反発。連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置いた後、終盤の半導体株高騰で株価が上昇(REU)。
- ドル・円は142円89銭まで下落後、143円97銭まで上昇し、引けた。米中通商交渉の開始が好感され堅調に推移したのち、中国を交渉の場につかせることを目的に関税率を引き下げるつもりはないとのトランプ大統領の見解が報じられるとリスク回避の円買い、ドル売りが再燃した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利据え置きを決定し、見通しを巡る不透明感は一段と強まったとしたほか、失業率、インフレの上昇のリスク高まったとの言及でドル売りが優勢となった。その後、パウエル議長が利下げを急がない姿勢を再表明したためドルの買い戻しに拍車がかかった(INV)。

セクター別騰落率
1%を超える動きをみせたのは、アルファベット(GOOGLEの親会社)の急落に伴う通信サービス(Communication Services)の下落でした。

ETFトップ10

経済指標発表 結果
- 連邦準備制度理事会(FRB)は金利を据え置き、インフレと失業の上昇リスクを指摘。政策金利を据え置いたものの、インフレと失業の上昇リスクが高まっており、トランプ政権の関税政策の影響への対応に取り組むFRBが経済見通しをさらに不透明にしているとの認識を示した。FRBは政策声明で、経済全体としては「引き続き堅調なペースで拡大している」と述べ、企業や家計が新たな輸入税の前払いに駆け込んだことで輸入が記録的に増加したことが第1・四半期の生産減少の原因だとした(REU)。
- 米国の消費者借入額(信用残高)は3ヶ月ぶりの大幅増加、景気回復の好調(BLO)。

主な決算発表結果
- ディズニーの収益はストリーミングと米国のテーマパーク収入の堅調な伸びで急増(REU)。
- ディズニー、アブダビに中東初となるテーマパークを開設すると発表(BLO)。
- アームが控えめな見通しを発表、チップメーカーの警戒感を強める(BLO)。
- オクシデンタル、四半期利益予想を上回ったと報告(REU)。
- コルテバ、第1四半期の利益予想を上回る(REU)。
- バンブル、第2四半期の売上高が予想を下回ると予想(REU)。
- ビヨンド・ミート、年間予想を撤回、第2四半期の売上高目標は予想を下回る(REU)。
- カーバナ、関税による中古車販売増加で利益増を予測(BLO)。

主な経済ニュース
- AI規制をめぐる議論の後、トランプ大統領は半導体チップ規制を撤回する。トランプ政権は、大手テクノロジー企業や外国政府から強い反対を受けている半導体貿易制限を改正する幅広い取り組みの一環として、バイデン政権時代のAIチップ規制を撤回する計画。ブルームバーグニュースが今回の動きを報じた後、半導体メーカーの株価は上昇した。エヌビディアは3.1%上昇し、注目度の高い指標であるフィラデルフィア証券取引所半導体指数は1.7%上昇した(BLO)。
- トランプ大統領、交渉を活性化させるために対中関税を引き下げるつもりはないと明言(BLO)。
- プライベートエクイティが怒った貸し手を後回しにする(BLO)。
- ユナイテッドヘルス、幹部殺害への反発への対応をめぐり株主から訴訟(REU)。
- AI検索を搭載したAppleのSafari刷新計画は、Googleの優位性に打撃を与える可能性が高い。Google株価が急落(REU)。
- Apple EyesがAI検索へ移行、Googleが定義した時代の終焉(BLO)。
- Netflixがテレビアプリのインターフェースを刷新、iOSユーザー向けにAIを活用した検索機能を導入(REU)。
- フォード、関税を理由にメキシコ生産モデルの価格を値上げ(REU)。
- ボーイング社、2027年までに新型エアフォースワンを納入すると米国当局者が明言。トランプ大統領の2期目の任期終了前に最新型の大統領専用機を求める声に応えようとしている(BLO)。
- ロシアの原油生産量は4月にOPECプラスの目標を下回った(BLO)。
地政学的リスク
- 観光客死亡事件でインドの攻撃を受けたパキスタン、報復を誓う。インドは水曜日、パキスタンとパキスタン領カシミール地方をミサイルで攻撃した。パキスタンはインドの航空機5機を撃墜したとして報復すると宣言した。核武装した隣国間の衝突としては20年以上ぶりの最悪のものとなった(REU)。
- ウクライナ、地政学的再編の中でドルからユーロへの移行を検討(REU)。
- 米国、チャイルドシートとベビーカーを中華人民共和国の関税対象から除外することを検討(REU)。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
- 原油先物価格は下落して終値は57.96ドル
- 10年債利回りは低下して4.275%(-0.033%)
- VIX(恐怖)指数は23-25ポイントで推移
- 金先物価格は下落。

自分の米ドル建ポートフォリオ △0.49%

経済指標発表予定

主な決算発表予定

おわりに
FOMCがアナリストが予想した通りの政策金利据え置きで終わり、トランプ大統領からの利下げの圧力に屈せず、独立した動きをしまして、私もほっとしました。とはいえ、関税政策は依然として決着が図られておりません。インドとパキスタンという核保有国同士で戦争が勃発しました。トランプ大統領はあまり関心を示していないようですが、隣国の中華人民共和国がどのような行動に出るのでしょうか。地政学的リスクがまた一つ増えてしまいました。株価だけでなく為替の動きも予想しにくい状況なので、毎月積立によるドルコスト平均法で乗り越えるのが良いのかなと思っております。それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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