8月の総合消費者物価指数が、食品とエネルギーのより不安定なコストを除外した「コア」ベースで、価格は8月に昨年より6.3%、前月より0.3%上昇しました。インフレが落ち着いてきているのではないかとの楽観的な考えが吹っ飛んでしまったようです。来週のFRBで0.75%は必至、1.0%も予想(CMEグループのデータ)されるような大幅利上げの可能性が強まったので、2020年6月以来の最悪の日となりました。
一晩でNasdaqは5%以上も下落しています。既に耳では聞いていたものの、リーマンショックやコロナショックを経験されていない米国株投資家の方は、実際に自分のポートフォリオを見て心穏やかではないと推察いたします。一方で経験している方は、「久しぶりにまたか」だと思います。これまで経験されいない方は今後に生かしましょう。
USD/JPYは再び144.54円/$台急上昇した円安になっています。米国の金利大幅上昇が予想されるのでこれは自然な流れだと思います。私はこのままで良いと思いますけど、今日は黒田総裁が出てくるかもしれません。
私の鈍足ポートフォリオではトータルで▼3.85%。Dow30の▼3.94%よりはマシという程度でした。ただし、QQQ(Nasdaq連動ETF)は逆指値$300.02で刺さって現金化(利益確定)されていたことが幸いしていました。VOO(S&P500連動ETF)はスタート直後に売逆指値で$370.45で刺さって現金化(利益確定)されていましたが、その後買指値$365.00で刺さっており、少しだけ下落幅が緩和されていたことが判明。でも、その後も下がっているので下落には変わりません。QQQはポジションを失ってしまいましたが、また指値を仕組むことにいたします。
今回は、QQQとVOOに逆指値売りを仕掛けておいたことが功を奏し、Yahoo!ファイナスで算出される▼3.85%よりもだいぶ緩和されたことは助かりました。寝ている間にも指値はお仕事してくれるので、本当に助かります。
長期投資は15年以上ですから、このような急落相場を何度も経験して、いずれ上昇していくことを信じて乗り越えていかなければなりません。株価が上昇している時は笑顔になれる人はほとんどですけど、このような時にでもうろたえず平常心で過ごすことができるようにならないと長期投資はできません。「株は安い時に買って、高い時に売る」という基本原則を忘れないようにしながら、今日も明るく元気に過ごしましょう。