昨夜は特に経済発表がなかったこともあり、マイナスからスタートしたものの、20日から21日にかけてのFRB会合の結果が、既に株価に見込み済みとされる0.75%利上げを見込んでいる個人投資家が株を買って3指数そろって値上がりした模様です。これは1%の利上げは見送られるとの説得力がある主張がエコノミストから聞こえてきたことが要因かもしれませんが、可能性が無くなった訳ではありません。特に、機関投資家が株を手放していることが不気味です。
S&P 500 の 11 セクターのうち 9 セクターが、素材を筆頭にプラスの領域で取引を終えました。ベンチマークのとなる10 年物米国債は、3.489% で終値を付けました。一時、2011年以降で初めて3.50%を超えたこともあり、米国のインフレ基調で金融当局が大幅な利上げに動く論拠が強まっていると言えそうです。MATANA6銘柄はMSFT(マイクロソフト)だけが▼0.09%と下げたものの、AAPL(アップル)△2.51%、TSLA(テスラ)△1.89%、GOOG(アルファベット)△0.21%、NVDA(エヌビディア)△1.39%、AMZN(アマゾン)△0.92%と市場全体を牽引しました。
USD/JPYは143円台での動き、原油先物は一時$82.10まで下げたものの終値は$85.53(△0.49%)でした。
自分のポートフォリオは全体で△0.38%と3指数を下回ったもののプラスでした。
今夜の主要経済指標発表のスケジュールです。8月の建築許可と住宅着工に関する発表がありますので、今夜から始まるFRB理事会も注目していると考えられます。
今週は21日にFRBが金利を決定するために、最も動きがありそうです。長期投資の方は一喜一憂せずに2024年以降に見込まれる金利低下後の株価上昇を期待して、安価なうちに持株数を増やす定期積立を継続しましょう。短期トレードをされる方は、アナリストやYouTuberの意見に左右されることなく、自己分析を十分に行ってやけどされないことを祈ります。
今日は台風14号は温帯低気圧に変わる見込みですがまだ風雨の影響があります。安全第一に、明るく元気に過ごしましょう。