連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ発表は明日なのに、その結果を待たずして3指数とも大きく下げました。S&P500の11セクターすべてがマイナスです。グラフには示していませんが、Russel2000は▼1.40%と3指数よりも大きく下げました。MATANA6銘柄をみると、AAPLが△1.57%と元気だったものの残り5銘柄はマイナスでした。金利上昇による経営に与える影響は、大企業よりも中小企業への風当たりが強いのでしょう。今回のFRBは0.75%の利上げと予想されていて、3回連続した0.75%の利上げで中央銀行のベンチマーク金利を、現在の 2.25 ~ 2.50% の範囲から 3.0% ~ 3.25% の新しい範囲に引き上げそうです。今回の利上げを1.0%と予想する記事は、私が調査した範囲(WSJ, Boomberg, Yahoo!Finance)では見当たりませんでした。
建築許可件数は予想よりも下がって金利上昇の効果が出ていましたが、住宅着工件数は予想よりも増えていました。これは金利上昇前への駆け込み着工とみられており、株価を下げた原因にはなっていないようです。
原油先物価格は$84.19/バレル(▼1.80%)と、リスク資産の値下がりに追随して下落しました。10年債利回りは3.5710%(△2.32%)と10年ぶりに最高値となっています。2年債利回りは3.98%となり、2007年以来の4%突破しそうな勢いです。米国株から米国債へ資金が流れているようです。
USD/JPYは円安に振れて143.66円/$です。EUR/USDとGBP/USDは下がっていることから、日本円が下がったというよりも、米国ドル高がさらに進んだとみなすことができそうです。
自分のポートフォリオは▼1.23%と3指数の下落比率を超えて下がっていました。高配当株ETFのVYM▼1.23%、SPYD▼1.77%が下がっていましたが、特に買い増しはしませんでした。ICLNは▼2.99%だったので指値が刺さったと思って確認してみると、指値を間違えて入力して刺さらずというミスでした。
今夜のイベントは何といっても3:00の政策金利発表です。市場関係者全員が注目していますが、3:30のパウエル議長の記者会見でも株価が動く可能性があります。
長期インデックス投資の方は15年先を見据えて、アナリストやYouTuberの煽りに惑わされないように注意してください。
今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。