金利発表後、パウエル議長の記者会見終了後に始まった大幅な下落は昨夜も続きました。失業保険申請件数は予想21.8万件に対して21.3万人でした。雇用確保という面では失業保険の申請数が少ない方が良いはずなのですが、インフレと戦うという状況下のためか、株価に対して良い影響を及ぼさない結果となりました。セクター別にはヘルスケアが反発してDow30は一度はプラスに転じたのですが、引けに急落してマイナスで終わりました。その原因は何かニュースソースを探しましたが見つかりませんでした。中小企業株価指標であるRussell2000の下落が▼2.26%と大きく下げました。
10年債利回りは3.708%(△5.64%)に上昇、原油先物は$83.51(△0.69%)とやや上昇しました。USD/JPYは日本銀行の介入によって大幅に円高になり、今は142円台で推移しています。仮想通貨の指標であるCMC Ceypto2000は441.80(△3.34%)、BTC-USDは19,267.67(△1.73%)となりました。金相場には2日間あまり変化がありませんが、銀相場は昨夜も△0.92%と大きく上がっています。株を売って得た米国ドルが仮想通貨や貴金属も流れているのかもしれません。
ロシアのプーチン大統領が最大30万人の予備役を招集すると発表後、ロシア国内各地でデモが発生、約1400人が警察に拘束されたようです。ロシアから欧州に向かう航空券は売切れで、直行便はもちろん乗り継ぎ便も10月半ばまでチケットはないそうです(Bloomberg)。ロシア政権の動きも、世界経済に大きな影響を及ぼすので気になるところです。窮鼠猫を嚙むということわざもありますので、一般市民が脅かされないよう祈りたいです。
自分のポートフォリオは▼0.64%でした。VHT(ヘルスケアETF)だけが僅かにプラスとなっていた他はすべてマイナスです。S&P500に追随するVOOと、全米株に投資するVTIはこれまでほとんど同じ動きをしていましたが、金利上昇局面では中小企業の株価下落が大きくなるので、VTIの方が下げ率が高いです。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。明朝3:00のパウエル議長発言には高い重要性がつけられています。
日本では今日は秋分の日。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今週から秋らしい気候になりました。連休を利用してレジャーを楽しまれる方も多いようですが、熱帯低気圧が台風に変わる予想が出ていますし、活発な前線により不安定な天気となり、豪雨災害もありそうです。十分に注意して安全にお過ごしください。お仕事の方はお疲れ様です。
今日も一日、元気に過ごしましょう。