9月最終日も米国株式は値を下げて取引を終了し、第3四半期も下落、年初より3四半期連続で下落という結果となりました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5億7100万株増の16億4865万株、売りが進んでいます。主要3指数はすべて、少なくとも20%以上下落しており、底が見えていません。8月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比6.2%上昇。伸び率は2カ月連続で鈍化しているとはいえ高水準です。エネルギーと食品を除いたコア指数は4.9%上昇と2カ月ぶりに伸びが拡大し、FRBによる積極的な利上げと急激な景気悪化に対する警戒感が広がったようです。3指数はプラス圏に浮上する場面もありましたが、長期金利が再び上昇に転じると、ハイテク株を中心に売りが増え、下げ幅を拡大して引けました。投資家が企業収益の悪化、政策金利の急激な上昇により株価利回りよりも債券利回りに魅力があること、そして欧州と中国、そして日本という世界的な経済の成長の先行きに不安を感じたためと考えられます。ロシアからの原油依存が高かったユーロ圏のインフレ率は記録的な10%に達しました。冬の期間を停電なしで乗り切れるかという不安から、エネルギー価格が上昇したことによるとみられています。英国では減税政策と原油価格抑制政策によってボラティリティが高い市場となっています。
ドル円は144円台で推移、10年債利回りは3.8040%(△1.52%)と上昇、原油先物は$79.73(▼1.85%)と下落でした。
プーチン大統領がウクライナ東部と南部の4つの地域を併合する条約に調印したことに伴い、バイデン政権はロシア当局に対して新たな制裁(議員、政府と軍の高官、防衛調達企業)を科しました。また、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)加盟を30日に正式に申請しましたが、戦時中の承認は困難とみられています。
ハリケーン「イアン」がフロリダで少なくとも21人の死者を出した後、サウスカロライナ州に上陸するので、甚大な被害が拡大すると予想されています。
昨夜の自分のポートフォリオはトータルで▼1.22%。仕込んでおいた指値に届かず買い注文は不成立でした。今回は自分が所有しているETFを構成銘柄別に分解して、200日移動平均が10%を超えたもののランキング形式で見てみました。2位のBIIB(Biogen Inc.)とREGN(Regeneron Pharmaceuticals, Inc.)は、50日平均も50%上昇しており、自分のポートフォリオを大きく支えてもらっているので紹介いたしました。
来週の経済指標発表のうち、高い重要性とされているものを示しておきます。
今日から10月がスタートしました。今週後半からは気温が下がり、秋が深まるようです。酷暑が長かったので、涼しくなると夏の疲れが出やすくなりますので、健康第一に明るく元気に過ごしましょう。