9月の非農業部門雇用者数が26.3万人と予想25.0万人を上回り、失業率が3.5%と予想3.7%を下回りました。この結果は、FRBによる高金利政策が効いていないので、FRBが高金利政策を継続するだろうとの予測が広がり、株価は大きく下げました。教科書通りであれば、雇用が増えて失業率が下がれば株価は上昇するので、これまでに経験したことがない市場の怪奇現象と言えるでしょう。個別銘柄に目を向けると、AMD▼13.87%、CVS▼10.33%、NVDA▼8.03%、TSLA▼6.32%、INTC▼5.37%、MSFT▼5.08%と、暴落と表現できるレベルだと思います。
原油先物は$92.68(△4.78%)と$90を超えてきました。冬がやってくるのにOPECプラスは減産を決めていますので心配なところです。10年債利回りは3.883%(△1.49%)と上昇しました。金、銀、ビットコインは下落していますので、株を売ったお金は米国ドル現金に流れているようです。ドル円は145.368となっており、先日の日銀介入レベルを超えて円安で推移しています。
1週間の動きをマップにしてみると、週初めに暴騰していたため、グリーンが強い結果であったことがわかります。TSLAなど一部の銘柄を除いては概ね順調に伸びたと言えるでしょう。ですが公共事業(Utilities 電気・ガス)セクターは弱気相場でした。
自分のポートフォリオは全体で▼2.19%となり、仕込んでいた指値が約定して、VOO,VYM,SPYD, VTV,ICLNで買増しにより平均取得単価を下げることができました。QQQが新規で$268.80で刺さったので、所有銘柄に再登場で、引けではプラスとなりました。「ベア相場」での買いですから、落ちてくるナイフを素手で掴んだ結果になるかもしれませんが、底値だったら嬉しいです。
来週も水曜日以降には高い重要性の経済指標、生産者物価指数、消費者物価指数などが予定されています。日本は三連休でスポーツの日に天気が荒れるという予報が出ていますので、気を付けて有意義にお過ごしください。