昨夜はマイナスでスタートし、前半は上昇したものの後半は下落するという方向性に欠ける動きでした。今夜の生産者物価指数、明日夜の消費者物価指数の発表前ということもあるのでしょう。Dow30は僅かにプラス(△0.12%)は久しぶりですが、Nasdaqは弱気相場で一時プラスになったものの終値では▼1.10%と大きく下げ、S&P500も▼0.66%と下げました。MATANA6社の下落が大きく、特にMETA(メタ:旧フェイスブック)▼4.24%、TSLA(テスラ)▼3.10%が先導して下げました。このほか、金融セクターのWFC(ウェルズファーゴ銀行)▼2.91%、BAC(バンクオブアメリカ)▼2.85%、JPM(JPモルガン)▼2.76%も下げました。一方で小売りのWMT(ウォルマート)△2.61%、タバコのPM(フィリップモリス)△2.04%、ヘルスケアのAMGN(アムジェン)△5.72%が上昇しました。
原油先物は$88.55(▼2.83%)と$90割れして下落、10年債利回りは3.9390%(△1.31%)と上昇、ドル円は145.8230と円安が進みました。ドル円に関しては、再び鈴木財務大臣が介入を匂わせる会見をしましたが、今のところ介入時にみられる急激な円高は見られません。国民民主党の玉木代表が、先日の日銀介入でドル安時に貯めこんだ米国ドルを円転させたことでウハウハではないかと指摘していました。嘉悦大学の高橋洋一先生の入れ知恵とのことで、財務省の内情をよく知る方の指摘は興味深いです。
国際通貨基金(IMF)が世界経済の見通しにおいて、世界経済の1/3は来年縮小する恐れがあると予想、米国、EU、中国は失速が続くという見方を示しました。2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による異例の景気減速を除けば、世界金融危機の後の2009年以来最低の成長率になる見通しだそうです。米国株投資の夜明けは再来年以降になりそうで、私は夜明けに向かって積立を継続します。
自分のポートフォリオは全体で僅かながらプラス(△0.06%)でした。VIX指数が少しずつ上昇してきました。
今夜の経済指標発表では、21:30の生産者物価指数で、高金利政策による物価上昇の抑え込み効果が出ているかが注目されますが、すでに予想で△0.2%なのですね。明日夜には消費者物価指数が発表されます。あわせて、個別企業の決算発表も続くので注目です。
今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。