高金利により銀行がバラ色にもみえる好調な第3四半期の決算報告をしたことにより、株価が大きく反発、3指数もそろって大きく反発しました。BAC(バンクオブアメリカ)は金利上昇で予想を上回る純金利収益を、BK(バンクオブニューヨークメロン)、SCHK(チャールズシュワブ証券)の予想を上回る純金利収益の増加も市場心理を押し上げたようです。今後、経済が不況に陥り、高金利で債務不履行が増加する場合に備えて、未回収のローンの支払いのために資金を確保するため、期間中の総合的な利益は落ち込んでいますが市場からは好感されたようです。中小企業系のRussell2000も△3.17%となりました。また、ドル高が対ユーロ0.9839(△1.18%)、対英ポンド1.1385(△1.52%)に対して進み、ドル円も149円台(0.22%)となりました。英国で減税計画が撤回、投資家心理が改善して欧州株が大幅上昇したことも米国市場にも好感をもたらしたようです。バイデン大統領はドル高がインフレ抑制に効果的と歓迎し、他国に対してドル高を維持したいと表明したことから、英国の減税策もこれに抗う動きなのでつぶされました。日本政府や日本銀行も介入したくても、なかなか米国の了解が取れないのではないかと個人的に予想しています。中華人民共和国はGDPの発表を延長しました。これは異例のことです。よほど経済事情が悪いのでしょうという憶測も入りますし、延期した期間を利用したデータの改ざんをしないでほしいですね。
原油先物は$85.34(▼0.32%)と下げましたが、市場全体が上昇していることにつられてエネルギー株も上昇しました。10年債利回りは4.015%(△0.12%)、金は△0.24%と小幅上昇ですが、銀は△2.65%と大きめの上昇となりました。
自分のポートフォリオは保有ETF全銘柄が上昇し、全体で△1.90%でした。VOO:△2.54%<S&P500:△2.65%、QQQ:△3.30%<Nasdaq△3.43%と、激しいボラティリティにETFが追随しきれていない現象が見られました。上がった日なので、売買は無しです。
今夜は重要度が高い経済指標の公表はありませんが、Apple社やWFC(ウェルズファーゴ銀行)等の決算発表がありますので、注目しましょう。
関東地方も北部山沿いで紅葉が進んできました。全国旅行支援キャンペーンを利用して週末に栃木県の那須温泉に行ってきました。日光市と那須塩原市を結ぶ「日塩もみじライン」という有料山岳道路が、今年10月1日から無料開放されていることを知り、少し早めの紅葉狩りをしてきました。今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。