昨夜は3指数そろってマイナスで、2日連続した上昇後の調整日となりました。FRB(米連邦準備理事会)は8月末以降、米国経済は穏やかに拡大してはいるが需要が減少し、今後の見通しの不安が広がっている」と総括。人手不足や賃上げ圧力が続いていますが、一部の地区では景気後退を懸念して、採用の見送りを検討しているとしました。顧客数を伸ばしたNFLXが△13.09%、TSLAは△0.84%($222.04)でしたが引け後に予想よりも悪い決算を発表し、ポストマーケットで株価を下げているようです(現在$213台まで下落中)。
多くの S&P 500 投資家はまだ弱気状態にいますが、一部の投資家は、株式市場で金儲けの瞬間であると考えていて、一歩ずつ足を踏み入れています。金融機関のバンク・オブ・アメリカ( BAC ) やJP モルガン・チェース( JPM )、さらにパーキンエルマー( PKI )を含む S&P 500 の 9 銘柄が、水曜日に 1 週間前になる突然の上昇で 10% 以上急騰したのがその証拠のようです。とはいえ、今年はS&P 500 が何度もダマシ上げとなり、そのたびに投資家を悩ませています。データトレック・リサーチのニコラス・コーラス氏によると、強気派の投資家は、株価が半年で最悪の景気減速を織り込むのに十分なほど低いことを望んでいるとのことです。米国のみならず世界の株式の「短期的な方向性」については慎重であるべきですが、長期的な視点に立って投資すべきか判断することは有益なのでしょう。
OPECプラスが原油採掘減産を決めたのに対して、バイデン大統領が備蓄を放出する指示を出しましたが、原油在庫量が予想よりも低く原油先物は$85.30(△2.99%)上昇し、エネルギー株を押し上げています。10年債利回りは4.1290%(△3.2766%)と上昇し、建築許可件数は増えているものの住宅着工件数が予想よりも低下したことにつながっているようです。ドル円はさらに円安が進んでおり、150円の手前で日銀介入を警戒した推移となっています。ユーロ安も進んでいることも影響していそうです。
自分のポートフォリオは全体で▼1.17%と主要3指数の下落を上回ってしまいました。IBB(バイオテクノロジー)が▼3.41%、ICLN(クリーンエネルギー)が▼2.95%と足を引っ張ってました。SPYD(高配当株)が冴えません。VIX指数は少しだけ上がりまして30.76でした。
今夜は、失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場開始前、中古住宅販売件数が途中で発表されます。
では、今日も明るく元気に過ごしましょう。