企業の第3四半期の良好な決算発表に後押しされ、また全体的に上昇しました。特にハイテク系がリードしてNasdaqが△2.26%と高騰しました。中小企業で構成されるRussell2000も△2.79%と高騰しました。KO(コカ・コーラ)はドル高の影響を値上げによりカバーして第3四半期までの利益が予想を上回ったため、通年の見通しを引き上げたこともあり、△2.53%と伸びました。MSFT(マイクロソフト)は売上とEPS(一株当たり利益)が予想を上回ったので△1.23%と堅調に伸びました。GOOG(アルファベット)は△1.57%で引けましたが、引け後の決算発表ではEPSが1.06(予想1.28)、売上69.09B(予想71.34B)と、市場予想を下回ることが明らかになりました。しかしながら、今のところアフターマーケットでの下げは小さいままで推移しています。V(ビザ)も予想を上回る決算発表となりました。GM(ゼネラルモーターズ)は売上高が過去最高となり、EPSが予想を10%以上も上回りました。EPSが予想を下回ったのはGOOGのほかSAP、HSBC、GEなどがありましたが少なかったです。
10月の消費者信頼感指数は102.5と9月の107.8から予想以上に低下し、景気の悪化が予想以上に進んでいました。低調な結果を受けてアメリカ国債相場は大幅に続伸し、10年債利回りは4.108%(▼2.98%)まで低下しました。原油先物は$84.98(△0.47%)、ドル円は149円台から147円台の円高となりました。これは消費者信頼感指数の低下によるドル安で、日銀の介入によるものではなさそうです。
自分のポートフォリオは△1.42%でした。VYM(高配当株ETF)とVTV(バリュー株ETF)、VHT(ヘルスケアETF)が波に乗れていないですが、ここ最近低迷していたICLN(クリーンエネルギー)が久しぶりに伸びてくれました。IBB(バイオテクノロジーETF)が50日平均と200日平均ともにプラスになる状況となり、ポートフォリオを力強く支えてくれています。上げ相場でしたので、自らのスポット買い取引をしませんでしたが、毎月の積立インデックスで自動買いがなされました。
今夜の高い重要性がある経済指標は、9月の新築住宅販売戸数と原油在庫量です。
今夜の決算発表は、META(旧フェイスブック)、TMO(サーモフィッシャーサイエンティフィック)、BMY(ブリストルマイヤーズスクイブ)、ADP(オートマチック・データ・プロセシング)、BA(ボーイング)、F(フォードモーター)などと目白押しです。
FRBによる高金利政策をして半年が経過したので、企業決算がそろそろ悪くなるという大方の予想に反して米国企業が頑張っているのは頼もしいと思いました。
今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。