新しい週かつ10月の最終日は3指数とも低調でした。今週は、先週までの上昇で売り確定をした動きもあったようですし、11/3にFRBの利上げ発表や議事録発表が控えているからでしょうか。Dow30は一時的に先週よりもプラスとなる場面もあるなど、前日比と変わらずという程度の下落でしたが、Nasdaqは1%を超える下落でした。投資家の多くは今週の利上げ幅は0.75%がほぼ確定とみておりますが、それよりも来月以降の利上げをどうするのか、FRBはいつ利上げを終了するつもりなのかに関する記者会見に注目が集まりそうです。
原油先物は$86.19(▼1.95%)と下落、10年債利回りは4.077%(△1.67%)と上昇しました。ドル円は148円台後半と円安側に推移しています。
これは1か月の動きをマップにしたものです。全体的には上昇基調で、特にDow30は1976年以来最高の上昇月となり、9月の大幅な下落をカバーしてくれました。金融セクターではJPM(JPモルガン)とBAC(バンクオブアメリカ)が△18%を超える大幅高、エネルギーセクターではXOM(エクソンモービル)とCVX(シェブロン)が△24%を超える大幅高でした。しかしながらMETA(メタプラットフォーム)▼27.28%、TSLA(テスラ)▼14.80%、AMAZN(アマゾン)▼9.92%の巨大企業3社が悪かったので、NasdaqはDow30のようには伸びませんでしたが、AAPL(アップル)は△9.31%と踏ん張ってくれたのは、Nasdaqハイテク系投資家にとっては救いの神という存在だったと思います。
ユーロ圏の消費者物価指数が△10.7%とインフレが厳しいことも示され、スタグフレーション懸念が広がりました。また、ロシアによるウクライナ全土へのインフラを狙った攻撃で、停電と断水の被害が多く出ているという悲惨なニュースも入っており、地政学的リスクはまだまだ続いています。中国は新指導部が強国・強軍・台湾統一・国家安全を繰り返し訴え、米国をはじめとする西側諸国は時代錯誤の動きとみています。ブラジルの大統領選挙で、親中国派が勝利したのも気になるところです。
自分のポートフォリオは全体で▼0.51%でした。指値は刺さらず、買いの約定はありませんでした。
今夜の市場に与える経済指標発表は高い重要度のものはありませんが、引け後5:30にバイデン大統領の発言が予定されています。今月は、FRBの動きだけでなく、中間選挙もきになるところですね。
今日11月1日は一粒万倍日です。良い種をまくような行動が吉なので、それを心掛けて明るく元気に過ごしましょう。