FRBの政策金利は0.75%と市場の予想通りということで、発表後には一度は一旦上昇しましたが、その30分後に始まった米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の記者会見で、金利は理事会が予想していたよりも高くなる可能性が高いと述べた後下落に転じてしまいました。会見でパウエル議長は、「どこかの時点で」利上げペースを落とすのが適切だと指摘し、「その時期は近づいており、早ければ次回、ないしその次の会合となる可能性はある。何も決定していない」と説明した。さらに、政策金利が十分引き締まった水準になるまでには「なお幾分か道のりが残されている」と強調し、高金利政策が長引くという懸念が広まりました。12月も0.75%引き上げの可能性がありそうです。
原油先物は$89.11(△0.84%)、10年債利回りは4.059%(△0.17%)といずれも上昇、ドル円は147円後半と円高方向で推移しています。
自分のポートフォリオは全体で▼1.81%。VOOとVTIは前日比▼2%に少株数の指値を入れていましたので、刺さったまま下落。いわゆる落ちてくるナイフをつかんでしまった結果ですけど、少株数なので大けがを回避できています。もちろん、今夜以降の動きにもよりますけど、「安価に持株数を増やすことができた」と考えることにします。
今夜も高い重要度の経済指標発表がありますし、パウエル議長の記者会見の内容を時間をかけて精査した投資家の動きによる株価変動も予想されます。
今日の日本は祝日です。お休みの方もお仕事の方も、明るく元気に有意義な一日を過ごしましょう。