昨夜も2日連続してハイテク系が市場を引導してNasdaqは△1.88%と大きく上昇しました。多くの投資家が、ヘルスケアセクターと生活必需品の株を売ってハイテク系の株を買ったようで、Dow30は早々に下落局面になりましたが徐々に戻して最後はかろうじて△0.10%でした。ウォーレンバフェットのバークシャーハサウェイはUSB(U.S.バンコープ)を手放したそうです。航空防衛セクターも売られました。FTX(大手仮想通貨交換)が破産申請、CEOは辞任しましたが、顧客がお金を取り戻せる目途が立たず、仮想通貨投資家が途方に暮れている状況です。Bitcoinは▼5.71%と冴えません。ミシガン大学の消費者調査では、インフレ期待が前月5.0%から5.1%にわずかに上昇、消費者マインド指数は4カ月ぶりの水準まで低下、高金利と根強い価格上昇で消費者は支出を切り詰める必要性を感じ、特に耐久財の購入に関しては低下したようです。また、株価低迷と住宅の市場変動が続いていることで、高所得者層の見通しも暗いそうで、今後のリセッション(景気後退)リスクを浮き彫りにすると考察していました。
ドル安が今後継続する懸念から金が買われて△0.95%、原油先物はドル安が影響して$89.14(△3.09%)上昇し、エネルギーセクター株もこれにつられて上昇しました。10年債利回りは3.813%(▼0.42%)でした。ドル安によりUSD/JPYは一時138円台前半まで下がったものの、現在は138円後半で推移しています。昨夜もUSD/JPYは▼2.15%ですから、慣れていないFX投資家の破産が心配なところです。
米国中間選挙は依然として結果が出ていません。Senate(上院)は予想通り接戦ですが、House(下院)は共和党の過半数と言われていましたが、なかなか予想通りに至っていない様子です。
週末なので、1週間の株価動向のマップを示してみました。GAFAMが買われ、ヘルスケアが売られた傾向が出ています。TSLAは冴えなかった1週間でした。セクターローテーションの気配を感じますでしょうか?
自分のポートフォリオは全体で△0.41%、ヘルスケアと生活必需品株が売られた影響を受けています。為替を考慮すると円建てではマイナスでしょうけど、自分の資産を世界の基軸通貨のドル建てで評価するようにしたいです。Money Foward Meでは円建て評価しかできませんが、ドル建て評価機能を追加してもらいたいです。
来週月曜日には、重要性が高い経済指標発表はありません。
それでは、みなさま良い週末を、明るく元気に過ごしましょう。