10月のコア小売売上高が前月比1.3%と、予想0.4%、前回0.1%よりも伸びたことを受け、FRBの高金利政策を後押しする結果となり、株式市場は下げてスタートしました。Dow30は方向感がない小動きで終値は▼0.11%、NASDAQは▼1.54%と大きく下げました。中小企業の指数Russel2000は▼1.88%と、大型株S&P500の▼0.82%よりも下落が顕著でした。ポーランドへのミサイル着弾については、ロシアによる直接攻撃ではないという見方が濃厚で、ポーランド政府の詳細な調査結果を待つことで西側諸国が一致するなど、今のところ地政学的リスクは最悪の事態に至らずに済んでいます。
原油先物は$85.48(▼1.66%)と下落、10年債利回りは3.692%(▼2.82%)と下げました。ドル円は若干円安に振れて現在は139円前半で推移しています。
米国中間選挙の開票状況は、下院で共和党が過半数218議席まであと1議席となりました。また、トランプ元大統領が2年後の大統領選挙への出馬表明したことも報じられていますが、CNNをはじめとするTVメディアは同氏に対するマイナスイメージの記事が多く報じられ、日本でも同様です。6年前のクリントン候補とトランプ候補の大統領選挙ではCNNなどはクリントン候補優勢と報じて外したことがあります。同氏は大統領時代にメディアと敵対関係にあったこともあり、事実の報道なのか偏向報道なのかの判断は自己責任するしかないですね。
自分のポートフォリオは▼0.63%でした。S&P500▼0.82%よりもブレーキがかかったのは、追随するはずのVOOが▼0.75%だったことと、VDC(一般消費材ETF)が△0.46%だったことのようです。また、10年債利回りが4%を下回ってもなおさげたこともあり、AGG(米国総合債券ETF)△0.62%とTIP(物価連動債)△0.25%と健闘しました。来年には政策金利を下げる動きまで待たず勇み足で購入した債券ETFが、堅調に推移しているのはうれしいところです。様子を見ながら債券ETFを押し目買いするかもしれません。SPYD(高配当株ETF)の分配金が出たことと、SPYDが1%以上下がっていたので、分配金の範囲でSPYDを買い増ししました。
今夜は、住宅関連と失業保険件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が、いずれも市場開始前に公表されます。これらもFRBの金利政策に影響を与えるデータの一つなので、市場予想が外れると株価の動きが予想されます。
今日も昨日に続いて一粒万倍日ですから、将来の良い方向に向けた種まきをすると吉です。明るく元気に過ごしましょう。